社長が発表した会社の目標を、社員が「我々の目標」と自分事にするにはどうすれば良いのか?

会社都合の経営計画では社員は自分事にならない

新年度を控え、経営計画を発表した企業も多いと思います。
混乱した時期ですが、社長からすれば新年度の初日から良いスタートが切れるように頑張って作成したと思います。
「社長が計画をつくる」→「社員に伝える」→「実行する」
とても簡単なプロセスですが、僕は、このプロセスに変わる新しいものが必要だと考えています。
その理由はこのプロセスだと、どうしても会社都合になり社員さんが自分事と捉えないからです。

その証拠に、多くの場合、社員さんは口には出さないが内心こう思っています。
「社長にはできるだけ低い目標を出して欲しい」と。
僕だったらそう思う。
高い目標を言われると大変になると思うから。

自分事にならない原因は「入り口」が会社都合だからです。
多くの経営計画書は1ページ目から会社のことばかりが書かれています。
終盤に社員の福利厚生などが登場しますが、それはオマケみたいな扱いです。

僕は、入り口を変える必要があると考えています。
僕は自分の会社で入り口を改善し、嘘のようにやりやすくなりました。

入り口とは何か?
それは、社長も社員さんも望むこと…「統合された望み」からスタートすることだと考えています。

その1つが賃金です。
計画が成就した暁に、社員さんの賃金がどうなるかが書かれている計画書は稀だと思います。
「利益は相応に還元する」といったような抽象的な表記も目立ちます。
なぜ書かれないかというと、業績と連動した賃金制度がないから、怖くて書けないのです。
社長だって悪人ではない、儲かったらその分、社員に賞与を支給したいと思っています。
しかし一度、前例をつくるとそれが標準になるから怖くてできないのです。

仕組みを創る、そして仕組みを大いに活用して組織に活力を吹き込むことが大切だと思っています。

会社と社員の望みが統合された目標値を決め共創で実現する

目標に対する望みを統合させるためには、目標値の策定に社員さんに関わってもらうことがベストです。
しかし、「そんな事をしたら低い目標になってしまう」と心配される方もいます。

そんな事はありません。

それは、目標値を立てる際に、「社員さんの賃金総額をいくら増やすか?」から考えるのです。
「社員のヤル気と自発性を高める目標設定はこうして決める」

この記事の事例で言えば、例えば、総額(全員の合計)で500万円増やしたいと考えた場合、会社の売上総利益の目標額は108,333,333円になります。
原価(変動費)を加えれば売上目標が立ちます。

これが晴れて達成された場合、社員さんには希望通り500万円が入りますし、経常利益は330万円になります。
この皮算用で社長も社員さんもOKなら決まりです。
どちらかが「足りない」と言った場合、自動的に目標値が上がります。
利害が一致してるでしょ?
自分事になるとはこういうことです。

ただし、目標値を達成するためには共創・協働が欠かせません。
今は知恵の時代ですので「三人寄れば文殊の知恵」が起きるような環境を整えることが大切。
それを阻害する要因が、社内に勝ち負けが発生する成果主義賃金制度です。
成果主義では、助けたことで仲間の成績が上がると、相対的に自分が下る可能性があります。
全員の望みが分離してしまいます。

それなら「仲間を助けたか」という評価項目を入れれば良いじゃん、となりがちですが、上手くいかなと思います。
上手に「助けたフリ」をする社員が出ますし、そもそも複雑になります。

成功報酬(インセンティブ)も同じような事態に陥る危険性があります。

会社と社員の望みが統合された目標値を決めるだけではダメ、共創でその目標を達成するような運営が求められると考えます。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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社員に自発性や課題解決力、チームワークが足りない…
そう思った時は、「ビジョンの欠乏」を疑う必要があります。
魅力的なビジョンは、人間が持つ素晴らしい面を顕在化する力を持っています。

❚ワークショップのメリット

このワークショップは、自社のビジョンと、ビジョン実現までのプロセスを
「未来の日付の新聞」の形で表現することで、ビジョンに物語性が吹き込まれ解像度が高まります。
また、作成に社員さんが参画することで、ビジョンを「自分事」にする効果があります。

ビジョンの解像度が鮮明になりリアリティが生まれる。

社員さんがその実現を強く望み、自発性が生まれる。

社員さんが経営計画を自分事と捉えるようになる。

❚プログラムの内容

「全員参加で」会社のビジョンを具体化したイメージを「未来の日付の新聞」に描きます。
経営計画書がある場合、それをもとに作成します。
「新聞に載るような話題性、社会性」という思考軸で
描くことにより、自然と事業ミッションが意識されます。
ビジョンの解像度を高め、社員さんがそれを自分事にするために、以下の登場人物を新聞に登場させます。

【顧客】

商いは、お客様に喜ばれ支持されることで成り立ちますので、お客様の成功イメージは必須です。設定する顧客は、「この人に喜んでもらいたい」と心から思える「実在する人」がお勧めです。

【自分】

社長が望むことを、いくら熱弁したところで、社員が無関心であれば実現は難しいでしょう。会社のビジョンとともに、望みを叶えた社員さん1人1人が登場することで経営計画を自分事にします。

【仲間】

仲間の望みを知ることで、互いに対する共感が生まれます。そして、「1人1人の夢を実現する最も有効な方法は共創・協働である」という機運ができ、上質なチームワークが形成されます。

【自分の大切な人】

家族や友人、恋人など、自分の成功を喜んでくれる大切な人の笑顔を想像することで「この人を笑顔にするため」という強い想いが生まれ、モチベーションに粘り強さが生まれます。

❚開催要項

■所要時間:およそ5時間

■受講人数:50人以内。
※51人以上の場合はご相談ください。

■講演料:385,000円(税込)
※別途、交通費と、宿泊が必要な場合は宿泊費がかかります。

■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge代表)

■お申し込み、お問い合わせは下記フォームよりお願いします。

上記内容でよろしければ、「申込みボタン」をクリックしてください。
(確認画面はありません)
※お申し込み後、すぐにお申込確認のメールが届きます。
届かない場合、迷惑メールフォルダをご確認下さい。
それでもない場合、お手数ですが下記メールに「申し込んだが確認メールが来ない」とご連絡下さい。
kwd.shinya@gmail.com

 

下記フォームよりお申し込みください。

 

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組織の自律性自己診断

メールアドレスを入力し、20個の設問に答えるだけで、すぐにメールで診断結果が届きます。

なお、回答内容・診断結果等は、回答者のみが確認でき、弊社では一切知ることができませんので、安心してご利用ください。

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指示ゼロ経営 オンライン(Zoom)説明会

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指示ゼロ経営の基礎と実践事例をざっくりと学ぶことができます。
毎回、ゲストを迎え下記の内容をお伝えします。

1、指示ゼロ経営のしくみ

自発性やチームワークは社員に求めても実現しない。
「そうなってしまう環境」を整えるべし。

2、指示0リーダーの役割

「リードしない」「1人1人と関わらない」「褒めない」指示ゼロ経営の部下との関わり方。

1、実践事例 3連発

普通の会社の普通の社員が成し遂げた素晴らしい実践事例3連発。

4、ゲストトーク

指示ゼロ経営の実践者や専門家と、指示ゼロ経営について自由に語ります。

質疑応答の時間もあります。
聞くだけの参加者もZoomのチャット機能で質問できます。

❚開催日程・ 主な内容・ゲスト紹介

2024年4月24日(水)

米澤晋也から指示ゼロ経営の知見をお伝えした後に、中塚 緑さん(オフィス緑)をゲストに迎えトークします。
今は「何を買うか?」よりも「誰から買うか?」が重要だと言われています。モノが満たされた現代でビジネスを営むためには、顧客との間に「好かれる。信頼される。共感される」といった関係性の資産をつくることが重要になります。関係性資産が醸成されると、社員さんはお客様に育てられるようになります。そんな現場を数多く見てきた中塚氏に、その秘訣を語っていただきます。

開催要項
■日時:2024年4月24日(水)19時30分〜21時30分
■主催:株式会社Tao and Knowledge
■開催形式:Zoom(お申し込みいただくとZoomのURLをお送りいたします)
■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge)
■ゲスト:中塚 緑さん(オフィス緑代表)プロフィールの詳細はこちら
■参加費:3300円(税込)

ゲスト:オフィス緑 中塚 緑代表

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◉指示ゼロ経営 説明会
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5月23日(木)開講 全5回コース

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リーダーが何もしないとうまくいく。指示ゼロ経営

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所要時間90分。経営計画発表会や新年決起大会の後に!
・自発的に働く意義と愉しさが体感できる。
・事例9連発!「自分たちにもできる」と行動意欲が高まる。
2024年4月以降の予約を受付ております。

新春 未来創造大会2024

2024年2月3日(土)オンライン開催

鮮明な未来のイメージを心にインストールする

脳は「自動目標達成装置」と言われています。あなたが未来をイメージした時に
「実現した」と錯覚するようなワクワクを感じればマインドセットは完了です。
脳が、その未来に向かい活動を開始します。

未来創造大会では、未来のイメーを未来に出される「未来新聞」で描きます。
新聞の形にすることで、物語性が生まれ臨場感が生まれます。
歴史の教科書を読んでも頭に入らないのに、歴史マンガだと、スルスルと入ってくるのと同じ効果もあります。

未来デザインの秘訣

あなたの成功を喜んでくれる、あなたの大好きな人の姿をイメージする

「繁栄の理」に適った未来を描く。今年のテーマは「豊かさの未来」です

2024年のテーマは『未来の豊かさ』です!

豊かさは、時代とともに進化します。例えば、服で言えば…
「寒さを凌げる服が欲しい」→「より着心地の良い服が欲しい」→「ブランドものが欲しい→「自分らしい服が欲しい」
より「心の豊かさ」に移り変わっています。このことは、生活者にも、社員にも言えることです。

現代人は、さらに、もう一段階高い欲求に向かおうとしており、すでに体現している企業もあります。
それは「取引」(ギブ・アンド・テイク)を超えた「贈与し合う」関係…ギブ・アンド・ギブの関係で成り立つ経営です。
次世代の「豊かさ」を知らずして経営政策を立てることはできません。

創造大会では、米澤晋也の最新の研究調査を共有し、それをもとに自分ができることを考えたいと思います。

開催要項

開催日:2024年2月3日(土)
時間:13:00~17:00(開場 12:50)
会場:オンライン( ZOOM
講師:米澤晋也 http://www.shijizero.jp/
参加費:11,000円(税込み)

お申し込みは下記フォームから

上記内容でよろしければ、「参加申込みボタン」をクリックしてください。(確認画面はありません)
※お申し込み後、すぐにお申込確認のメールが届きます。
届かない場合、迷惑メールフォルダをご確認下さい。
それでもない場合、お手数ですが下記メールに「申し込んだが確認メールが来ない」とご連絡下さい。
kwd.shinya@gmail.com

経営計画発表会や決起大会の後に。気持を高め良いスタートを切るために。

指示ゼロ経営講演会

❚講演を聞くことで生まれる意識の変化

◉自分たちで課題を見つけ、知恵を出し合い、役割分担を決め行動し解決する必要性と愉しさが分かる。

◉みんなで話し合い、三人寄れば文殊の知恵を出す効果と愉しさが分かる。

◉チームワークが良いと仕事が早く進み、生産性が向上することが分かる。

◉リアルな事例から学ぶことで「自分たちにもできる」という気持ちになり行動意欲が高まる。

今日からできる実践アイデアを得ることができます。

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❚以下の6項目を90分間で講演いたします

・自分たちで課題を見つけ協働する「自走する組織」とは?

・自走する組織になると、組織と個人にとってどんなメリットがあるか?

・体験ワーク:チームワークが時間短縮と生産性に与える好影響を体験する。

・グループワーク:みんなで知恵を出すとこんなにも素晴らしいアイデアが出る!

・実践事例9連発!「自分たちにもできる」と希望を持つ。

・今日からできる実践アイデアを考え、仲間と共有する。

※90分間の講演に「体験ゲーム」を追加することができます。

実際に指示ゼロ経営を体験することで、より深い学びが実現します。
非常に盛り上がり、参加者同士の人間関係が深まります。

ゲームは2種類あり、下記のどちらか1つを追加できます。

②チームワークゲーム(およそ60分間):チームワークを肌で感じるワークです。4人〜6人ほどで取り組みます。1人1人が全体の成果を意識すれば達成できるが「自分だけ良ければいい」という考え方をすると難航するゲームです。

受講された社員さんの感想

90分間があっという間に終わりました。最初に「指示ゼロ経営」と聞いた時には怪しいと思ったが、自分たちで課題を持ち、知恵を出し合い助け合う経営だというう事が分かりました。そんな風に働けるととても成果が出ると思いました。

「自分たちで考え行動する」と聞いた時は、 責任を押し付けられるような印象を持ちましたが、そうではないことがわかりました。最初は身近なことから、みんなの知恵で仕事を改善していきたいと思います。

貴重な講演、ありがとうございました。話を聞き、私のチームでは、すでに指示ゼロ経営になっていると感じました。 今日の話をメンバーと共有して、さらに良いチームにしていきたいと思います。

❚開催要項

■開催形式:対面形式(リアル会場)か、オンライン開催が選べます。
※どちらの場合も講演料は同じです。

■所要時間:90分(基本講演の所要時間)
※体験ゲームを追加した場合、トータルで160分です。(休憩時間を含む)

■受講人数:人数制限はございません。

■講演料:90分の基本講演で22万円(税込み)
※体験ゲームを追加した場合、11万円(税込み)が加算されます。
※別途、交通費と、宿泊が必要な場合は宿泊費がかかります。

■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge代表)

■お申し込み、お問い合わせは下記フォームよりお願いします。

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(確認画面はありません)
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それでもない場合、お手数ですが下記メールに「申し込んだが確認メールが来ない」とご連絡下さい。
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