変化に即適応する、創造性が高まる、「シン組織論」
組織の健全性は形ではなく「状態」で診る
「組織モデル」という言葉があるように、従来の組織づくりは工学的でした。
組織図で表現でき、誰が見ても分かりやすく機能的な形を作ってきました。
ところが、変化の時代を迎え、どうも事情が変わってきているようです。
組織は何かを遂行するために作るもので、やることが変われば違う形にしなくちゃいけません。
組織を変えるには人を動かさなければならないので大変です。
カッチリとモデル化すると変えられなくなるのです。
自律型組織では、できるだけ決まった形を作りません。
しかし、形が定まっていないと不安になりますよね。
だから、「ウチは指示ゼロ経営になっているのか?」という疑問が生まれ、僕はよく相談を受けます。
しかし、形ではない。
状態で判断するのが最善の方法だと考えています。
では、どんな状態なのか?
それは、「社員さんが、自分たちで課題を見つけ、みんなで知恵を出し、役割を自分たちで決め行動している」です。
しかも、大切なのは、これを、強迫観念に追われてやるのではなく、純粋に愉しんでやっていることです。
こうなると指示命令は少なくなりますし、組織は状況に合わせ柔軟に変わります。
形ではなく状態を見るのです。
繁栄の好循環が生まれる「シン組織論」
こうした組織は変化に強いだけでなく、高価値を生み出す傾向が高いです。
その因果関係が研究により分かってきました。
仲間との協働で仕事を純粋に愉しんでいると、社員さんは幸福感を得ます。
どんな幸福感かと言えば、
1、選択の自由(自分たちで決められる)
2、協働による仲間への感謝
3、協働する中で自分が必要とされる充足感
仕事でこれらが得られると「休日明けに出社するのが楽しみ」という社員さんが増えます。
幸福感は創造性に大きな影響を与えます。
創造的な仕事とは、例えば…「おもてなし」「業務改善」「商品・サービスの開発」などです。
これらはどれも収益に直結する大事ですよね?
しかも、刻一刻と変わる状況の中で発揮する必要があるので、組織のあり方は非常に重要です。
さらに、業績が上がることで賃金が増える仕組みも欠かせないと考えています。
賃金制度に関してはこの記事を参考にしてね。
「理に適った賃金制度で社員の自発的なヤル気は飛躍的に高まる」
余談ですが、働き方とお金の使い方には面白い関係性があると感じています。
仕事が嫌で我慢して働くと、お金を憂さ晴らしに使いやすくなる。
幸福感を持って働くと、自分の成長(知識や感性を磨く)のために使う傾向がある。
これは僕の経験則なので、実態は分かりませんがそう実感しています。
もしそうだとしたら、その先の繁栄に違いが出るのは間違いありませんよね。
まとめると…
□変化に柔軟に適応する組織が必要
□その組織は仲間と自律的な活動をしている
□仕事から幸福感を得て創造的な組織になる
□成長に投資をするようになり繁栄の好循環が生まれる
以上、僕が考える「シン組織論」でした。
それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。
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受講者の感想

研修に慣れていない方でも、愉しく学べると好評をいただいております。
❚開催要項
■開催日時:御社と相談のうえ決定
■所要時間:3時間(途中休憩を挟みます)
■会場:会場は御社でご用意ください。
■内容:御社の実情に合わせたオリジナルプログラムを作ります。
■受講人数:人数制限はございません。
※社員数が10名以下の企業さんは、複数社と合同で開催することも可能です。
■講演料:352,000円(税込み)
※別途、交通費と、宿泊が必要な場合は宿泊費がかかります。
■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge代表)
■お申し込み、お問い合わせは下記フォームよりお願いします。
※お問い合わせフォームが使えない場合は、お手数ですが下記メールアドレスに直接お問い合わせください。
kwd.shinya@gmail.com
薪ストーブの焔を眺めながら、自家製野沢菜漬けをお供に、
普段は考えない「本当のこと」を語り合うダイアログを行います。
野沢菜漬けは素晴らしく発酵し、一番の食べ頃になっていると思います。
会場は米澤晋也の自宅。4名様限定です。

「未来の経営とは?」
「現代人の働く意義について」
「社長の孤独や不安について」
「エゴを組織成長の力にするには?」
「自分の存在意義とは?」
…などなど。
参加者が、話し合いたいテーマを持ち寄り、リラックスした雰囲気の中で自由に対話します。
どんな意見もOK。意見が変わってもOK。沈黙も対話のうち。
時に、米澤の最新知見を共有しながら、時に「偶然」の力を活用して対話を深めていきます。
夜の部は、食事の後、米澤の音楽スタジオで、アナログレコードを活用した「偶発的な対話」を行います。
大量のレコードの中から、直感で1枚を「ジャケ選び」し、その曲を聴きながら、自由に対話をします。

❚開催要項
◎日時:
集合:2025年2月14日(金)14時
解散:2月15日(土)13時
◎場所:米澤晋也の自宅
◎参加条件:これまでに米澤の研修を受講された方。
◎参加費:29,500円(税込み) ※宿泊費、食事代は別。宿泊は最寄りのホテルです。
◎定員:4名限定(最小開催人数2名)
◎スケジュール
2月14日(金)
・14時集合
・ブレークアウトセッション
・対話
・温泉
・食事
・音楽スタジオで対話
2月15日
・9時くらいにスタート。米澤の知見を紹介しながら対話。
・ランチ(個と全体の調和が体験できる食事)
・13時解散
▷お申し込みはこちらから。
社員に自発性や課題解決力、チームワークが足りない…
そう思った時は、「ビジョンの欠乏」を疑う必要があります。
魅力的なビジョンは、人間が持つ素晴らしい面を顕在化する力を持っています。
❚ワークショップのメリット
このワークショップは、自社のビジョンと、ビジョン実現までのプロセスを
「未来の日付の新聞」の形で表現することで、ビジョンに物語性が吹き込まれ解像度が高まります。
また、作成に社員さんが参画することで、ビジョンを「自分事」にする効果があります。

ビジョンの解像度が鮮明になりリアリティが生まれる。

社員さんがその実現を強く望み、自発性が生まれる。

社員さんが経営計画を自分事と捉えるようになる。

❚プログラムの内容
「全員参加で」会社のビジョンを具体化したイメージを「未来の日付の新聞」に描きます。
経営計画書がある場合、それをもとに作成します。
「新聞に載るような話題性、社会性」という思考軸で描くことにより、自然と事業ミッションが意識されます。
ビジョンの解像度を高め、社員さんがそれを自分事にするために、以下の登場人物を新聞に登場させます。
❚開催要項
■所要時間:およそ5時間
■受講人数:50人以内。
※51人以上の場合はご相談ください。
■講演料:385,000円(税込)
※別途、交通費と、宿泊が必要な場合は宿泊費がかかります。
■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge代表)
■お申し込み、お問い合わせは下記フォームよりお願いします。
組織の自律性自己診断
メールアドレスを入力し、20個の設問に答えるだけで、すぐにメールで診断結果が届きます。
なお、回答内容・診断結果等は、回答者のみが確認でき、弊社では一切知ることができませんので、安心してご利用ください。
※経営者の方が診断する場合「社員だったらどう答えるか?」を想像して回答して下さい。
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24年間に渡る実践と研究知見を様々な形で公開しています。
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❚開催日程・ 主な内容・ゲスト紹介
2025年4月1日(火) 賃上げムードの先にあるのは天国か地獄か?
連合は、春闘で、中小企業に対し、大企業の5%を超える6%の賃上げを要求しています。
これを受け、東京商工リサーチが行った調査では、7割の中小企業が「そんなのは無理」と答えています。それどころか、この調子で賃上げが続くと、2割の企業が「休廃業を検討する」と答えています。
なぜ、このような「無理ゲー」が繰り広げられるのでしょうか。
今回の説明会では、特定社会保険労務士の大沼恭子さんをゲストに交え、無理な賃上げが続く理由と、中小企業の防衛策を考察します。
より詳しい概要をブログに書きましたので参考にしてください!
https://www.shijizero.jp/archives/n21867
開催要項
■日時:2025年4月1日(火)19時30分〜21時30分
■主催:株式会社Tao and Knowledge
■開催形式:Zoom(お申し込みいただくとZoomのURLをお送りいたします)
■講師:米澤晋也(株式会社Tao and Knowledge)
■参加費:3300円(税込)
株式会社Tao and Knowledge
代表取締役 米澤晋也
ゲスト:クリーロ企業文化研究所
大沼恭子氏
❚過去開催の録画アーカイブをご購入いただけます。
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