リーダシップは1人に集中させずにチーム内に埋め込む

物理的な問題からリーダーは個々の部下には関われない

数年前に、ある大手企業に勤める方から相談を受けました。
その方は中間管理職なのですが、「部下の指導に疲れた」と言っていました。
自身も自分の仕事を持つプレイングマネージャーで、部下の指導に使える時間は限られているそうです。

7人の部下がいるのですが、「隅々にまで目が行き届かない」と嘆いていました。
指導の内容も多岐にわたっていました。

・部下のヤル気スイッチを押す
・サボっている部下を注意する
・悩んでいる部下の相談に乗る

ヤル気スイッチを押すとか、サボっている部下を注意するなんて事は上司の仕事なのか?と思いましたが、多くを背負っていたのです。

指導ができないのを自分の力量不足だと言っていたので、僕は「そんな事はないと思います」とお伝えしました。

仮に、1日あたり2時間を部下の指導に使えるとしますと、7人いるので1人あたり17分しか取れません。
しかし現実は、悩んでいたり問題を抱えている部下に多くの時間を取られるので、その他の部下に関わることが出来ないのです。

能力の問題ではなく物理的な問題です。

その後、その方から相談はありませんでしたが、同じような事が多くのリーダー、マネージャーに起きていると思ったのです。

リーダシップが集団に埋め込まれている状態をつくる

一方で、こうした悩みとは縁のない人もいます。

先日、とある企業さんで研修をしたのですが、研修は必要ないんじゃないか?と思わせるほどに人と組織が育っていました。
現場の若い社員さんに「あなたのチームはどんな状態ですか?」とお聞きしたら次のような答えが返ってきました。

「仲間同士、互いにモチベートしている」
「日常的に学び合いが起きている」
「人間関係の向上に、みんなが気を遣っている」

最後にこう言いました。
「上長に負担をかけたくない」と。

分かりますでしょうか?
僕に相談をした方が一生懸命にやってきたことを、この会社ではメンバーがやっているのです。

僕はこの状態を「リーダシップが集団に埋め込まれている」と表現しています。

この状態では上司に依存しないので、上司が異動しても継続します。
持続可能性が非常に高いのです。

ここからは僕の推測なのですが、このチームの上司には時間的なゆとりがあると思います。
その時間を使い、チームの未来を考えているかもしれません。
また、仕事が溜まっている部下のヘルプに入れるので、仕事の滞りが少なく生産性が高いのではと思ったのです。

リーダー、マネージャーに出来ることには限界があります。
部下に分散する方法が現実的、かつ効果的だと考えています。

それでは今日も素敵な1日を!

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