「◯◯せねばならない」と「◯◯したい」のどちらが良いか?

仕事を義務ではなく主体性を持って取り組んでいる人は使う言葉が違います。
「せねばならない」ではなく「したい」と自分軸の言葉が多いと思います。

「せねばならない」は他律の言葉…第三者に指示命令された時、あるいは望まないけど状況的に仕方がない時に出ます。
「したい」は自律の言葉…自ら考え決断した時に出ます。

ところが、自律を極めると再び「せねばならない」に変わることがあります。
元に戻ったのか?と思ってしまいますが、そうではなく最終進化形態に入っているのだと考えています。

自分が参画すると自分事になり「◯◯がしたい」という言葉を使うようになる

僕が社長を勤めている時に、一番嫌だったのが、社員が「会社の方針」「社長の方針」という言葉を使うことでした。
他人事ですよね?
そういう時に「せねばならない」が出るのです。
マネージャークラスが部下に伝える時も「会社の方針なので…せねばならない」と他人事みたいに言うのが嫌だった。
自分の言葉で伝えられないマネージャーは部下から不満が出ても「社長に聞いてみる」としか言えず課題解決ができません。
そのうちマネージャーを飛び越して僕のところに来るなんてこともありました。

なぜ「会社の方針」「社長の方針」と言うのでしょうか?
それは取りも直さず、僕の方針だったから。
マネージャーが方針の決定に参画していなったので自分事になるはずはないよね?

そこで参画してもらったところ、使う言葉が変わりました。
「私はこうしたい」とハッキリと伝えるようになり、部下とガチンコで対話するようになりました。

自主自立のマネージャーに育ったわけです。

しかし、ある頃、再び「せねばならない」という言葉が飛び交うようになりました。

それは当社が地域づくりの事業を決断した時です。

命を使って「やるべきこと」…ミッションを持つと再び他律になる

地域づくり事業を始める経緯はこんな感じです。

指示ゼロ経営が定着して自主自立の協働が当たり前になりました。
それは、自らの才能を活かしながら仲間と協働する働き方です。
すると、協働する中から自分の得意や才能が活きる「居場所」ができます。
その居場所は自らが開拓したものであると同時に、仲間との関係性の中でできるもです。

仕事における最高峰の悦びです。

こんな素晴らしい世界を地域ぐるみでやろう!というのが地域づくりの思想です。
今、生活者のニーズが多様ですので行政の一極集中ではニーズに応えられません。
住民の協働で行えば、解決する課題は多いし、何よりも人々に居場所ができると考えたのです。

この事業は新聞店の強みが最高に活きます。
地域密着かつ世帯の大多数が顧客ですし、チラシは入れ放題なのでミニコミ紙を作ればメディアを持つことができるからです。

「自分たちが信じる幸せな働き方・生き方+新聞店の経営資源」

まさにこの事業が我々の使命だと感じた瞬間でした。

使命とは、文字通り「命を使う」
企業という人格が命を使って「やるべきこと」
そう実感してから「せねばならない」という言葉が増えたように感じています。

しかし、以前のそれとは全く違います。
以前は僕の支配下による他律だった。
それが自ら決め行動する自律になった。

それが、大袈裟に言うと「天から授かった使命」…天による他律に変容したのだと思います。

これが僕が考える主体性の最終進化形態なのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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