退屈な仕事が、創造的で愉しい仕事に変わる仕事の進め方

先日、GW中に、電車で隣に座っていた数人の若者が、「GWが開けたら時のことを思うと嫌だよね〜」という話をしていました。
どうやら新入社員さんらしい。

まだ慣れずに、気ばかり遣い疲れていると思います。
きっと、慣れれば仕事が愉しくなる、僕は、心の中でそう励ましました。

入社したての時に仕事を愉しめないのは、気を遣うからという理由だけではありません。
「自分で決めることができない」…まだ、右も左も分からないので自己決定ができないという理由があります。

自己決定は仕事の愉しさを向上させます。

独立行政法人経済産業研究所が、日本人2万人を対象に行なった実証実験によると、自己決定が幸福度に大きく影響することが分かっています。

職場における自己決定には、次の7つがあります。

「何をやるか?」「なぜやるか?」「どんな出来栄えでやるか?」「どの様にやるか?」「誰が(誰と)やるか?」「いつまでにやるか?」「いくらでやるか?(予算)」

経営者であれば、7つ全てを自分で決めることができますよね。
だから抜群に仕事を愉しんでいる人が多いのだと思います。
きっと「日曜日には、早く明日にならないかな〜」と思っているでしょう。

冒頭の若者たちは、現時点では、全てを上司や先輩が決めていると思います。

あなたの職場では、どのくらいの項目を社員さんが自分で決めることができますか?

僕が経営してきた新聞店には、新聞配達員が30名ほどいます。
通常、新聞配達は、7つの全てを他人が決めます。

「決められた手順に従い、配り間違いなく、AM6時までに配りなさい」と。

「なぜやるか?」「誰が(誰と)やるか?」「いくらでやるか?(予算)」は言うまでもないので省かれます。

そんな、自己決定の余地がない仕事でも、工夫次第で働き甲斐を高めることができます。

例えば、チームを作り、「よりお客様に喜ばれる配達方法」というテーマで、自分たちでプロジェクトを立ち上げてもらいます。
まずは、「なぜやるか?」…意義を自分たちで考えてもらいます。
予算はこちらで決めます。

「何をやるか?」「なぜやるか?」「どんな出来栄えでやるか?」「どの様にやるか?」「誰が(誰と)やるか?」「いつまでにやるか?」

7つのうち6つを自己決定してもらうのです。

これだけで仕事が愉しくなります。

自己決定は、生産性を高めます。

自分(たち)で自己決定して行動した結果、良い成果が出ると、さらに仕事が愉しくなり、気付けば没頭しているでしょう。

ただし、新入社員には当てはまりません。基本業務が身に付くまでは、基礎の反復をしてもらいます。
この件に関しては、この記事を参考にしてね。
「新人をスムーズに育てる秘訣は、最初に『育ち方』を教えること」

最後に…
今日の話は、生産性を高め儲けることが目的ではなく、仕事から愉しさ、幸福感を得ることが目的だと、僕は思っています。

というわけで、今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

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