引っ張らない、ヤル気を引き出さない。新しいリーダーシップの台頭

リーダーシップの在り方が変わってきている。
おそらく「人を惹きつけヤル気を引き出し、グイグイと引っ張る力」…そんなニュアンスを持っている人が多いと思います。
間違いではないと思う。

しかし、そうではない、むしろその真逆に見えるリーダーシップが台頭してきています。
その可能性は非常に大きい。

今日の記事では、引っ張るリーダーシップの限界と、新しいリーダーシップの可能性を考えてみたいと思います。

引っ張るタイプのリーダーシップで切り抜けるのは難しい時代になった

引っ張るリーダーシップが限界に来ている背景には、正解がない時代、変化が激しい時代の到来があるからだと思います。
僕には、その時代の中で従来型のリーダーシップを振るい痛い目に遭った経験があります。
23年間、新聞店を経営してきましたが、先代から継いだのが1995年、インターネット時代の幕開けの年でした。

紙からデジタルへ…
当時は分からなかった、でも数年経って分かった事は、従来の延長線上では立ち行かないこと、ビジネスモデルを変えなきゃいけないという事です。
前代未聞の事態、リハーサルなしのぶっつけ本番、僕も何をして良いか分かりませんでした。

数々の挑戦に失敗した時に、引っ張るリーダーシップの限界を感じました。
2つの理由からです。

1、一人の知恵には限界がある

以前に、大手スーパーマーケットの社長がこんな事を言っていました。

店長はいつも自店の経営のことばかり考えているし、いつも仕事漬けになっているから感覚が生活者とかけ離れてしまう。だから、現場のパートさんなどの意見に耳を傾ける必要がある。

特に今は変化が激しいので、アイデアの更新をし続けなければなりませんが、それをリーダー1人の力で行うことは不可能に近い、僕の経験からもそう思っています。

長期視点で見ると3人の知恵は1人の知恵を超えるのです。

2、部下が変化に巻き込まれる

リーダーは司令塔として、実践→改善を繰り返します。
いわゆるPDCAサイクルです。
しかし、変化が激しい時代では改善(サイクル)の回数が非常に多くなりますので、部下はリーダーの「心移り」に振り回されてしまいます。
「またリーダーが違うことを言い出した〜」と不満を持つのは、変化に振り回されるからです。

グイグイ引っ張るリーダーによって市中引き回しが行われているようなものだと思います(笑)

PDCAのPから参画しないと自分事にはなりません。

集団参画型の経営で知恵と実行力を向上させる

最近になり台頭してきているリーダーシップを「集団参画型」と呼びます。
※概念は昔からあった。
まさに指示ゼロ経営の三人寄れば文殊の知恵の経営です。
このリーダーシップスタイルではリーダーの役割は根本から変わります。

1、PDCAは集団が回す
2、部下のヤル気を引き出さない
3、意思決定は集合知

PDCAのPから参画しますので仕事を自分事と捉えます。
ヤル気は自分たちで自家発電します。
その理由は、自分たちで決めて行動した結果が部下のヤル気の源になるからです。
例えば、自分たちで考えた販促プランが上手く行ったら、その結果自体が報酬となります。
最終成果が出なかった場合でも、過程で何らかの変化はあるはずです。
それを1つの成果と見れば良い。

ただし、ある程度のトレーニングを重ねないとできるようにはなりません。
慣れないうちは、いつまで経っても意思決定できないこともあります。
意思決定しても役割分担を自分たちで決められないこともある。
ヤル気があってもスキルが追いつかないこともある。

しかし、トレーニングで克服できます。

集団参画型のリーダーにとっての一番の役割は環境を整えることです。

1、皆んなが実現を望むビジョンを提示し部下と対話する
2、部下が素の自分でいられ何でも発言できる安心・安全な場をつくる
3、ビジョンは共創でしか実現できないことを部下と対話し共有する
4、行動の変化、成果を誰もが客観的、即座に確認できる仕組みづくり(情報開示)
5、部下同志が学び合える環境づくり

そして、何よりも部下を手足ではなく頭脳として尊重する精神的な姿勢が大切だと思う。

こうした環境の中で自分たちが自律的に行動、成長し、やがて変化に即応できる集団になっていくと確信しています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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