事業計画は「物語」で描け。未来を引き寄せる新発想
優秀な経営者が語る事業構想には「物語性」があります。
そこには顧客が喜ぶ姿や、社員の成長などのリアルなイメージがあり、とてもワクワクするんですよね。
そして、魅力の真髄は、創作に現実を寄せていくという、いわば「嘘から出た真」を実践するということ。
僕が、この話を友人にしたら、一冊の本を紹介してくれました。
その本とは『物語思考「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』(けんすう著)です。
自分が活躍する物語を描き、それを生きるという発想です。
要点は次の5つ。
1、自分を制限している頭の枷を取る。
2、なりたいキャラクター像を設定する。
3、そのキャラを実際に動かす。
4、そのキャラが活きる環境を作る。
5、そのキャラで「物語」を転がす。
つまり創作を描き、現実を創作に寄せていくという戦略です。
友人は、この要領が、僕が主宰する夢新聞に近いと言います。
夢新聞とは、自分の夢が実現し、その活躍が、将来、新聞に載ったと仮定して、その記事を手作りするワークショップです。未来の日付を入れ、夢が実現するまでのプロセスをできるだけ詳細に書きます。
夢新聞ワークショップは個人だけでなく法人でも活用することができます。
新聞の形式にすることで物語性あふれる事業構想になるのです。
スタンフォード大学のビジネススクール教授、ジェニファー・アーカーの研究によると、事実を羅列するよりも、ストーリーを交えて伝えた方が22倍も記憶に残ることが分かっています。
歴史マンガが効果的なのもうなづけますね。
夢新聞に盛り込む要点は次の6つです。
1、載りたいメディアを設定する。(例えば、日本経済新聞など)
2、掲載のテーマを設定する。
※メディアに取り上げられるためには社会性や話題性が必要です。「年商10億円達成」では載りません。掲載テーマを設定することで、自ずとパーパスやミッションを意識することになります。
3、達成までのプロセスを書く。
4、自社の顧客へ記者が取材したという体で、インタビュー記事をつくる。
5、社員1人1人が「どんな個性、能力を活かし」「どんな仕事をし」「どんな成果を上げたか」を詳しく書く。
6、社員は、仕事の成功の先に手にした個人的な幸せを書く。
夢新聞の効果は物語性だけではありません。新聞は1人1枚ではなく、組織で1枚をつくります。新聞づくりに参画することで事業計画を自分事にする効果もあります。また、役割分担を決め協働しないと完成しませんので、チームワークや計画の重要性なども学ぶことができます。

もう1つ付け加えると、夢新聞は採用にも活用できます。
応募者に夢新聞を読んでもらえば、自社のビジョンや戦略の理解が深まります。その上で、「あなたが活躍する記事を書き加えてください」とお願いします。
その記事を見れば、自社にマッチした人材かどうかを高い精度で見極めることができます。
別に、新聞の形式でなくても構いません。中には「寸劇」スタイルで表現する企業もあります。
要は、事業に物語性を吹き込むこと。
自社に合った方法を考えてみてはいかがでしょうか。
※記事を読んで「うちでもやってみたい」と思われた方は、ぜひ研修で実際に物語づくりを体験してみてください。未来を共に描くことで、社員の目の輝きが変わります。
↓詳細は下記サイトから。
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