リーダーは、少しアホなほうが上手くいく
常々思っていたのですが、優れたリーダーって「演じる力」を持っているんですよね。
本人には、その自覚がないことが多いのですが、ここぞという大事な場面では、明らかに普段の自分とは違うキャラになるのです。
その要諦は感情の伝達にあります。
嬉しい時は本当に嬉しそうに、悔しい時は本当に悔しそうに語る。その姿に周囲の人は自然と引き込まれていくのです。
❚ 論理に偏りすぎている現代のビジネスパーソン
モチベーションは感情であり、感情を司る大脳辺縁系という脳の部位は、相手の感情に共鳴する性質を持っています。
悲しんでいる人を見ると、こちらも悲しくなるでしょ。
だから、コミュニケーションの要点は「相手に持ってほしい感情を、まずはいかに自分で持つか?」にかかっているのです。
コミュニケーションの達人は、このことを経験的に身につけているのでしょう。重要な場面では、まるで何かを演じるかのように表現するのです。
アリストテレスは、人を説得するためには、「ロゴス」(論理)「パトス」(情熱)「エトス」(倫理、社会的意義)の3つが欠かせないと述べていますが、現代のビジネスパーソンは明らかにロゴスに偏りすぎています。
勿論、組織で仕事を進めるには論理の共有が必要であり、筋が通っていない話では他者の賛同を得ることはできません。
しかし、それだけだと面白みがなくモチベーションが生まれないのです。
リーダー自身がワクワクしていて、楽しそうに語る必要がある、いや「必要がある」という表現が、そもそもロゴス的ですね。
❚ リーダーはもっとアホでいい。
以前に、師匠に「本当に相手に伝えたいと思ったら、まずは自分の脳を変えろ」と言われたことがあり、勧められたセミナーが、吉本興業の芸人が主宰する「笑い塾」なるものです。
塾では笑いのテクニックは一切教えてくれません。
例えば、ラーメンを食べるふりをして、「うまーーーーい!!」と感情表現をする訓練を丸1日やるのです。
恥ずかしがっていると、「もっとアホになれーー!」と怒られるんですよね 笑。
賢くなれと言われたことは何度もあったけど、アホになれと言われたのは人生で初めてで、非常に戸惑いましたが、自分の殻を破る良い経験になりました。
ちなみに、海外では、演劇を取り入れるビジネススクールが増えているそうですが、非常に効果的なアプローチだと思います。
ちょっと頭でっかちになっている現代人に、アホのすすめをしたくて今日の記事を書いたのですが、やっぱり文字だけではロゴスの限界にぶつかりますね。
というわけで、取り急ぎ、今日のランチで「うまいーーーーーー!!」の練習をしてみてはいかがでしょうか。
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