世界最大のコミュニティに学ぶ「人が集まる仕組み」

僕は、15年ほど前に、師匠のすすめでキリスト教をベンチマークしたことがあります。
勿論、僕ごときが理解し切れるものではなく、本当にかじる程度のものだったのですが、それでも想像以上に役立ちました。

言うまでもなく、キリスト教は世界最大のコミュニティであり続けていますが、長年にわたり受け継がれるものには、それ相応のノウハウがあります。
そして、それは往々にしてシンプルであることが多いのです。

僕が参考にしたことは次の6つの要件です。

「経典」「集いの場」「祭り」「共通言語」「ボディーランゲージ」「ニックネーム」

キリスト教に当てはめると…

経典…「聖書」
集いの場…「ミサ」
祭り…「復活祭」
共通言語…「アーメン」
ボディーランゲージ…「十字を切る」
ニックネーム…「洗礼名」

これをビジネスに応用しようと考えたわけです。
活用の場面は「顧客コミュニティ」と「社内コミュニティ」の2つの場面がありますが、今日の記事では前者の事例を紹介しますね。

「経典」
当社では、経典と呼べるものはありませんでしたが、自分たちの思想を伝える「手づくり新聞」を毎月発行してきました。

思想は、指示ゼロ経営の願いである「その人だからできることで人に喜ばれ人生が開花する」というもので、そんな生き方のコツと、そう生きる人を紹介してきました。

「集いの場」
スタッフの特技を活かしたイベントを定期的に開催してきました。今では、スタッフだけでなくお客様が講師になることも多くなってきました。

「祭り」
祭りは、年に一度、11月に2日間かけて行う「おてんとさんぽ」というイベントです。
地域の方々で実行委員を結成し、当社は事務局的な位置づけで活動をサポートしてきました。

「共通言語」と「ボディーランゲージ」
共通言語は「ツイてる」で、サムズアップ(親指を立てるハンドサイン)のボディーランゲージとともに使いましたが、あまりに怪しいので、サムズアップだけ残してやめてしまいました 笑。
というか、「ツイてる」は斉藤ひとりさんの専売特許で、ひとりさんのコミュニティと勘違いされることも多かったのです…。

「ニックネーム」
ニックネームに関しては、自然とニックネームで呼び合う文化があったので特に意識はしませんでした。

失敗も多くしてきました。
例えば、当初は、当社の思想を体現するお客様を表彰する「ツイてる大賞」なるものを行ってきましたが、受賞者があまりに恥ずかしがり授賞式に来ないという事態が続いたのでやめてしまったことがあります 笑。

とまあ、以上のような取り組みを続けてきたおかげで、今では行政公認の地域づくり企業になったのです。

僕がこの実践で気づいたことは、人は合理性だけでは繋がれず、「なんとなく好き」「ここに来ると落ち着く」といった感覚的な結びつきを求めるということです。

これは、顧客だけではなく社員との関係にも応用できます。
是非、あなたの個性に合った形で独自のコミュニティ作戦を展開してみてはいかがでしょうか。
 
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