あなたが夢中でやってきた “どうでもいいこと” がビジネスになる日
イーロン・マスクにもビル・ゲイツにも大谷翔平にも、僕にもあなたにも、時間という資本は万人に平等に与えられています。
1日24時間、1440分です。
その時間を何に投下するかによって人生は大きく変わります。
ウェルビーイング溢れる人生を贈るための時間の使い方は3つあると考えています。
1、大切な人と過ごす。
2、自分の心が満たされること(趣味)などに使う。
3、他者のお役に立つ存在になるため。および役立ち行動の実践。
3つのバランスが大切ということになりますが、今日は、ビジネスで豊かさを手にするために欠かせない「3」について考察したいと思います。
時間の使い方は、僕が31歳の時にメンターから教わりました。その際、メンターは「何に時間を使うべきか?」を考える前に重要な事があると言いました。
それは「今まで何に時間を投下してきたか?」ということです。
・夢中で取り組んできたこと。
・他人に言われなくても続けてきたこと。
きっと、そんなものがあるはずで、それが既に「他者のお役に立つ基盤」となっている可能性があるとメンターは言います。
例えば、僕の親友に、三重県名張市で化粧品店を経営する上村晃一郎さんがいます。
彼は、子どもの頃から「1つの物事を追求する」ということに時間を投下してきました。キャッチボールをしていると、突然「なんでボールは丸いのか?」といった疑問が湧き、ボールを見つめたまま止まってしまったこともあったそうです。
上村さんは幼少期から家業に触れ、毎日のように店舗で様々な女性を見ては「なぜあの人は輝いて見えるのか?」といったことを考えてきました。
この行為は、将来、事業を引き継ぐためという意図ではなく、純粋な興味というか、本質的な性質なので、「そうせずにはいられない」という衝動で行われてきました。
彼は幼少期から「研究者」としての道を歩んできたのですが、家業を継いでから研究は本格化します。
「美」というものを、肌のコンディションといった表面的な現象ではなく、生き方などの内面にまで踏み込んで研究の道を拓いてきました。
上村さんは、「化粧品店の店主」の道と、「内面からの美の研究者」の道の交差点を「美活脳メソッド」と名付け、ビジネスを展開しているのです。
厚労省のデータによると、全国に化粧品店は4000社以上あります。最近ではコンビニやドラッグストアもコーナーを充実させていますので、化粧品店の道は、激混みのレッドオーシャンです。
しかし、彼が生きる「交差点」はライバルがほとんどいないブルーオーシャンです。
上村さんは、その交差点で「自分が夢中になれることで他者に喜ばれる」というウェルビーイングな人生を送っています。
ビジネスを開発する際、つい市場規模で有利不利を考えてしまいますが、それだけだと真っ赤っ赤な海に身を投じることになります。
「自分が切り拓こうとしている道」と「これまで歩んできた道」の交わる点を見つめ、ビジネスをデザインする思考。それが真に豊かなビジネス人生を拓くと思うのですが、いかがでしょうか。
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