リーダーの役割をチームに埋め込む「リーダーシップ内蔵型組織」のつくり方

「指示ゼロ経営になると、組織はどんな風になるの?」
新刊を発売したら、これまで指示ゼロ経営に触れたことにない方から、こんな質問をされました。

・仕事が愉しくなる
・創造性が発揮される
・チームワークが良くなる

と説明すると、「そうじゃなくて、組織はどんな形になるの?という事が知りたいのです」とのこと。

これが説明が難しいのです。
指示ゼロ経営には「形」がないからです。
自律型組織は集団が課題に応じて、その時々で最適な形を作る、非常に「動的」な組織なので、モデル化しづらいのです。

僕が困っていたら、僕以上に困った顔をされたので、即興で説明を考えました。
それが分かりやすかったと好評だったので、今日のブログに書きますね。

従来の組織(トップダウン型)と自律型組織のミーティングの場面で比較します。
トップダウン型の組織では、リーダーの主導下でミーティングが進みます。

まずは問題提起をします。部下に意見を求め、上司と部下の1対1のやり取りが行われます。

リーダー:「◯◯さん、意見ない?」
部下:「私は◯◯だと思います」

リーダーは意見を言ってくれたことに感謝し、部下の発言を頷きながら聞くでしょう。

色んな部下の意見を聞くと、相反する意見が出て対立構造ができることもあります。そんな時は、リーダーが調整役になり、場を収めます。

リーダーは、部下から引き出した意見やアイデアをまとめます。
独裁的なリーダーは、自分でまとめたものを強引に組織の決定にしますが、民主的なリーダーは、「これで良い?」と部下に確認を取ります。

リーダーには多くの役割が求められ大変です。

自律型組織では、これらのリーダーが一手に担ってきた役割が集団に埋め込まれます。

「仲間に意見を求める」「発言に感謝し励ます」「対立の緩和」「まとめ役」など…その時、その状況で、最も適した人が役割を演じてくれるのです。
(その中にはリーダーも含まれることがあります)

いちいちリーダーを介さないので、コミュニケーションの密度が高まりますし、非常にスピーディーに進みます。
混乱・混沌が起きることもありますが、「対立の緩和役」と「まとめ役」がいるとすぐに収まります。

リーダーは全体を観ていて、役割が足りない時に自分がサポートに入ります。

やがて集団が育てば、平常時ではリーダーの出る幕はほとんどなくなると思います。

いかがでしょか?
これが指示ゼロ経営の「形のないイメージ」です。

集団が育つのには時間がかかります。
最初はリーダーも集団の中に入り、多くの役割を演じますが、徐々に部下に委ねていきます。
そして、役割をやってくれたら、その場で感謝の気持ちを伝えます。

最初はリーダー主導で、徐々に委ね離れていくイメージです。

指示ゼロ組織へ移行するためには、部下が役割の種類を知っている必要があります。
だから今日の記事はメンバーと共有してください。

というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください。


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