うばい合えばパイが減る。知恵と支援をわけ合えばパイが増える。

「人間だもの」で有名な相田みつをさんの作品の中で、僕が生きる上で参考にしているものがあります。

「うばい合えば足らぬ わけ合えばあまる うばい合えば憎しみ わけ合えば安らぎ」

これを、僕は単なる道徳律ではなく組織運営の実務として捉えています。
キレイゴトではないのです。

1990年代後半に「勝ち組 負け組」という言葉が登場しました。
それまでの日本は1億総中流階級で、こんな時代が来るなんてにわかには信じられませんでした。
そして、本当にそうなりました。

時を同じくして、アメリカから入ってきた成果主義賃金制度が流行りました。
社内に競争原理を働かせることで全社的なパワーにしようというたくらみです。
具体的には、賞与なり賃金のパイ(総額)を、成果を出した人とそうでない人で差をつけて支給する方法です。

右肩上がりじゃない時代でこれをやると、勝ち組 負け組で大きな差がつきます。

社員の評価は相対評価です。
例えば、SABCDと5段階で評価をする場合、Sは全体の10%、Aは20%、Cは40%、Dは20%、Dは10%と分布を決めておき、社員の成績に応じ振り分けます。

この制度が、「うばい合えば足らぬ うばい合えば憎しみ」を生む原因です。

だって、仲間を助けたことでその人の成績が上がれば自分が下る可能性があれば、助けませんよね?
そこで、「仲間を助けたか?」という評価項目を盛り込む企業もありましたが、上手く行きません。
なぜなら、助けを求めたことで、助けてくれた人の評価が上がれば自分が下る可能性があるからです。

社員はいつも敗者になる不安を抱えながら働くことになり、創造的にはなれません。
仲間同士の創発(ワイガヤ)もないから集合知が生まれることもない。

こんなものは単純な作業の積み重ねで成果が出た時代にしか通用しないと思います。
今、そんな組織は繁栄しません。

それにしても、ものすごい不条理です。
個々が自分にとって最善の行動をすることで全体が衰退し、結局、自分も損をするのだから。

「人間だもの」で済ませてはいけないと思います。

目先の利益、目先の社員の成長ではなく、長期的な視点で繁栄体質の組織にする事が大切。

うばい合えばパイが減る。知恵と支援をわけ合えばパイが増える。仕事の喜びは天国と地獄ほどの違いがあると思います。

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