あなたの会社に合った指示ゼロ経営スタイルは、この3つのどれか?

よく「ウチは指示ゼロ経営になっているでしょうか?」という質問を受けます。
スーパーサイヤ人と違って、なったかどうか?が判別しづらいんですよね 笑
僕は、社員さんが自由かつ純粋に仕事を愉しんで、仲間と協働していればOKだと考えています。
上司の目やノルマ、組織内で勝ち上がるといったエゴではなくね。

同時に、ひとことに指示ゼロ経営と言っても、その形は1つではありません。
おおよそ3種類あります。
リーダーやメンバーの個性によって最適なものになるのですが、今日はその種類を確認したいと思います。
ただ、形にとらわれないのが指示ゼロ経営なので、あくまで「そんなものなのか」程度に読んでいただきたいです。

オルフェウス管弦楽団型

まずはオルフェウス管弦楽団タイプです。
アメリカにある小編成のオーケストラですが、指揮者がいないことが最大の特徴です。
グラミー賞も獲っており、生で聴くと鳥肌が立つそうです。

You Tubeに辻井伸行さんとの共演がありますので、是非、ご覧ください。

さて、指揮者がいない指示ゼロ状態で、どうやって調和させるのかと言うと、綿密な打ち合わせをするそうです。
全員が「最高の演奏をする」という合意のもと、全員が主体者となり喧々諤々の議論を重ねます。

これを指示ゼロ経営で説明します。
指示ゼロ経営では…
1、集団が自分たちで課題を見つけます
2、課題解決のアイデアを出し合います
3、役割を決め実行→新たな課題が見つかるので1に戻る…このサイクルを自分たちで回します。

オルフェウス型の組織では、2のアイデア出しを綿密に行うわけです。

全員が参画するので主体意識が生まれる一方で、急な変化への対応に時間がかかるデメリットがあると考えています。

サーヴァント型

やることが明確になっていて、スタッフ1人1人の能力が高い場合、リーダーの役割は「邪魔をしないこと」になります。
すると、必然的にリーダーはサポートに徹するようになります。
(サーヴァントとは召使いを意味します)

このスタイルをとるリーダーが最も多いと感じています。

事業計画をつくる力に長けていて、外部環境の影響が少ない場合、このスタイルは非常に有効だと思います。
ただし、計画通りにいかないと機能しない可能性があります。

ジャムセッション型

1、集団が自分たちで課題を見つけます
2、課題解決のアイデアを出し合います
3、役割を決め実行

この2番を省略する組織です。
JAZZのジャムセッションは、大まかなコード進行だけ決め、後はぶっつけ本番です。
「やりながら直す」というスタイルで、変化への対応が抜群です。
何が生まれ落ちるか分からない不安がある一方で、革新を起こす可能性があります。

しかし、一方でメンバー間の思いの共有と、互いへの信頼がないと、単なるバラバラ組織に陥る危険性もあります。

以上、3つの形をご紹介しましたが、カッチリとしたものではありません。
例えば、僕が経営してきた会社では、オルフェウス型が3割、ジャムセッション型が7割でしたが、企業の個性でスタイルが醸成されると思います。

あまり考えずに「なったものが自分たちのスタイル」と受け入れることが大切だと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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