自分の影響力を薄くし、自分たちの力で自走できるチームを育てる

良いリーダーとはどんなリーダーなのでしょうか?
会社の状態や置かれている環境によって様々なリーダー像があると思いますが、僕は「自分がいなくなっても大丈夫なチームをつくれる人」だと考えています。
つまり自走できるチームを育てられる人だと。

この事を、僕は友人から教えてもらいました。
友人は大手メーカーに勤めています。
若い頃、素晴らしい上司のもとで働いた経験があります。

決断力、部下のヤル気を引き出す力、部下の課題をコーチングで解決に導く力…友人にとって憧れの存在で、自分も将来、ああなりたいと思っていたそうです。

ところがその上司が異動になった途端にチームは力を失ったと言います。
リーダーの力で動いていたチームだったのです。

友人は、今、管理職で活躍しています。
マネジメントスタイルは、かつて憧れた上司の「根本」だけを受け継ぎ、まったく違う路線…「自走できるチーム」を選びました。

そんな友人にも悩みがあります。
それは自分が移動した後に、支配型の上司が来ると部下が苦しむということです。
自走すると仕事にやり甲斐を感じられますが、一度味わった愉しさを奪われる苦痛は相当なものだと思います。

そこで「手柄は上司に」という作戦を立てました。
自分が異動する時に、部下に、仕事の成果で成果が出た時は『部長のお陰です』と言うように指導したのです。
したたかですね〜

さて、友人が取り組んだチームづくりは次の通りです。

1、ゴールと現在地の明確化
2、ゴールの状態、イメージを全員と対話し確認する
3、ゴールまでの道のりをみんなで考える
4、進捗を全員で共有し、課題はみんなの知恵で解決する

自分の影響力を薄くし、自分たちの力で自走できるチームに育て上げたのです。

さて、友人がかつての上司から受け継いだ「根本」とは何だったのでしょうか?
それは「部下の成長の可能性を信じる心」だそうです。
これがなければ任せて育てることは出来ないと言っていました。

信頼し、チームでの仕事の進め方を教え、やらせてみて、共に悩むが答えは教えず、そして成果が出た時には一緒に喜ぶ…まるで伴走者のような存在ですよね。

さて、冒頭の問い…良いリーダーとは?ですが、以前にNHKの「プロフェッショナル」という番組でユニクロや無印良品などの立て直しを行った、大久保 恒夫さんがこんな風に言っていました。

「部下を楽しく仕事に挑戦させ、仕事を通じ部下を成長させられる人」

部下が主体の考え方ですね。

あなたはどうお考えでしょうか?

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