ある日を境に突然、組織が変わったという現象が起きるワケ

みんなが変われば私も変わる

2代目3代目の後継社長の中には、先代の時代の文化を変えようと苦労している方がいます。
先代が指示100、独裁的のケースは多いです。
そのエネルギーがないと事業は離陸しませんからね。
しかし、それにより指示待ちになっているスタッフが多いのも事実です。
そこで、自発的に行動する組織に変えようと奮闘しますが、なかなか変わらず悩んでいます。

話を聞くと、「みんな指示待ち」だと言いますが、ここで言う「みんな」とは100%ではありません。
8割ほどです。
2割ほどは自発的に動いている。

僕は、そんな話を聞くと「もう少しだ!」とエールを送ります。
あと少しで一気に変わる可能性を秘めているからです。

そのことを私たちは身を持って体験しました。
マスクの着用です。

新型コロナウィルスの影響で、わずか半年間でマスクが必須アイテムになりましたね。
もう服と同じくらい。
着用しないで人が集まる場所に行くのは、まるで全裸で行くような罪悪感さえ漂っているような気がします 笑

さて、人々はなぜマスクを着けるのでしょうか?
感染防止のためと思うかもしれませんが、そうではありません。
同志社大学の中谷内 一也教授が行った調査によると、人々がマスクを着ける動機は「みんなが着けているから」だということが分かりました。

ここでも「みんな」という単語が出ますが、別に個人がマスク着用率の調査をしたわけではありません。

どうやら、人は自分のイメージの中に「みんなが」という認識を持つ臨界点みたいなものがあるのです。

2割ほどの行動が全体に波及していく

僕が「みんな」という認識に興味を持ったのは息子が小学生の頃、ニンテンドーDSを買って欲しいとせがんだ時でした。
息子は「みんな持っている」と言います。
「みんな、とは100%なのか?」と聞くとそうではありませんでした。
普段、学校で遊んでいる6人の友人のうち、2人だけが持っていました。(33.3%)

しかし、息子は6人のうち3人と放課後に良くつるんで遊んでいました。
その3人のうちの2人がDSを持っていた。(66.6%)
すると、息子は大多数の人が「持っている」と認識するのです。

人は、自分の繋がりを世界とみなす傾向が強いと言われています。

そして息子が持ったことで周りの友達に、さらなる「みんな」という認識が広がります。
こうしてDSは売れていくわけです(笑)

冒頭の後継社長の悩みに戻ります。
社長は全体を見渡すから「みんな指示待ち」と言いますが、スタッフはそうは見ていません。
多くの人は、自分の周りの人間関係が世界なので、2割ほど自発的な人がいれば、そこから広がっていく可能性があると考えるのです。

それを加速するサポートができます。
それは、社内報などで自発的に行動しているスタッフの紹介をすることです。

組織が変わる時は、嘘のように、一気に変わるのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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