社内のルールを自分たちで決めてもらうと、最終的にはルール自体がなくなる

管理教育の歴史は工業化社会の発展と関係がある

大阪市の教育長がツーブロック(髪型)を禁止している理由を議員から問われ、「外見等が原因で事件、事故に遭うケースなどがあるため」と答え、話題になりました。

意味が分からないし、時代錯誤だと思った人が多いと思います。
僕は、この発言よりも、何でそんなことまで管理するのか?という疑問を持ちました。
問題が起きないように大人が何でもお膳立てしていては、いつまで経っても自立した一人前にはならないと思うのです。

で、一人前にならずに社会に出るから企業も管理しなきゃいけません。

そもそも管理教育の歴史は工業化社会の発展と関係があります。
昔は職業の種類も少なく、大工の息子は大工になるのが当然とされていました。
それが工業化社会になり職業が多様化したため、どんな職業にも就けるように、とりあえず読み書きそろばんが出来る人材を育てる必要がありました。

また、経営者は「従順で優秀な」労働者を求めました。
ツーブロックは禁止と言われれば「ハイ」と従う人材を求めたのです。

その名残が、知識経済社会になっても続いているのだと思います。

もちろん、集団のルールは必要だと考えます。
しかし、それを決めるのは自分たちであるべきだと思うのです。

ルールを自分たちで決めるとルール自体がなくなる

誰かが決めたルールに従うのは楽ですが楽しくありません。
また、組織は良くなりません。
人は選択の自由を与えられた時に幸福感を感じるという研究があります。
「幸福感と自己決定」

幸福感は創造性に大きな影響を与えますので、知恵の時代(知識経済社会)には欠かせない要件です。

また、他人が決めたルールは他人事になりやすい。
だから職場のルールは自分たちで話し合い決めるのが良いと考えるのです。

しかし自分たちに都合が良いルールを決められたらたまったもんじゃありません。

そこで、あるルールを定めることで…
1、どんなプラス面があるか?
2、どんなマイナス面があるか?
3、プラス面が活きてマイナス面が解消されるアイデアはないか?

この手順で話し合ってもらうのが良いと思います。

例えば、当社では早退のルールを決めたことがありました。
小学生の子どもがいる女性スタッフが多かったので、学校行事などの際は早退したいという希望があったのです。

そこで、同じ希望を持つスタッフ数名で上記の3つの手順で考えました。
1、プラス面:家庭生活が充実することで仕事へのヤル気が維持される
2、マイナス面:自分しかできない業務があり、お客様に迷惑をかける
これらを勘案して出たアイデアは…

・業務の標準化を行い、誰でもできるようにする
・仕事の負担が特定の人に偏らないようにする
・携帯電話は繋がるようにしておく

これを社員会で発表して精査します。
OKなら実施ですが、やってみて不具合がないか自分たちでチェックし会議で発表してもらいます。

さて、しばらくして面白い事が起こりました。
それは、ルールが「早退してもお客様や仲間に迷惑をかけないようにする」とシンプルになったのです。
実施してみると様々な問題が起こり改善した結果、明文化しなくても自分たちで解決できるようになったのです。

そして、ついに社内にルールらしいルールがなくなってしまいました。

これが真の自由なのだと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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