「任せるマネジメント」はどのように定着させるのか?

以前に、とある建築家が「学校と病院と刑務所は同じつくり」と言っていました。
どれも管理をしやすくするために設計されているからです。
管理教育と言われ久しいわけですが、その学校現場で指示ゼロ経営と同じ「指示命令をしない」考え方で学校運営をしている校長先生がいると聞き、驚きました。

著書「任せるマネジメント」「カラフルな学校づくり」で有名な、横浜市立日枝小学校の住田昌治校長です。
(住田先生に関しては、朝日新聞の「論座」に寄稿されているので、是非、ご覧ください)
以前から気になっていたのですが、なんと!2月13日(土)にオンラインで住田先生とセミナーをすることになりました。

今日は、その打ち合わせで感じたことを書きました。

指示ゼロ経営はバイクのエンジンがけに似ている

僕は常々、指示ゼロ経営はバイクのエンジンがけに似ていると考えています。
僕が、新聞店時代に愛用していたバイクは、日本が世界に誇る「スーパーカブ」です。
小さなバイクなので、冬はエンジンがかからないのね。
足でスターターペダルを何度も何度も何度も何度も何度も何度も踏んでもかからない…

それが一旦かかるとエンジンは回り続ける。
その様子が指示ゼロ経営に似ているのです。

指示ゼロ経営で回るのは、「自分たちで決め→実行し→結果を検証し→次に活かす(決める)」…このサイクルです。

これ、最初はなかなかエンジンがかからないんですよね。
決めたことを実行できなかったり、実行しても、検証せずにやりっぱなしになったりと…

エンジンがかかる瞬間は、このサイクルを回したことで、どんなに小さくても成果を出した時です。
仕事が楽しくなる、その喜びが次のサイクルの原動力になるわけです。

人の入れ替わりが激しい職場でどう実現するのか?

これは学校現場でも同じだと思うのですが、僕が強い関心を持つことがあります。
それは「教員も生徒も、ガンガン入れ替わる環境で、どうやって実現しているのか?」ということです。
新しく入ってくる教員も生徒も選べません。(住田先生の学校は公立校です)
だいたい、入ってくる人は従来の管理の論理で生きてきた人が大多数です。
文化を作りづらいと思うのです。

人の集団が変わる潮目は「2割」です。2割が変われば全体の変容が加速します。
逆に、反対派が2割を超えると集団は統制を失います。

僕が会社の文化を変える時(指示ゼロ経営にする時)には辞める社員が出て苦労しました。
しかし、残った社員…共感してくれる社員が、新しく入った社員の指導をしてくれたおかげで変革が進みました。
「人は仲間の影響を受ける」という性質があるからです。

おそらく住田先生も同じようなことをされているのではないかと推測しています。
いずれにせよ、「当日に種明かし」というライブセミナーなので、住田先生の対談の時間でこの部分をお聞きしたいと思っています。

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