優れた組織ほど「公式な会議」が少なくなるという現象を考察する

会議のあり方を見ると、その企業の経営品質を測ることができます。

・誰も発言しないので、仕方なく1人1人順番に発言させている。
・リーダーの独演会になっている。
・時間が経つほどに混乱が進み、何も決められない…

こんな状態では何も創造はできませんので、すぐにでも改善が必要ですが、会議の技術を学ぶだけで相当に改善されると思います。

最も経営品質が高い組織では、「公式な会議が少ない」という状態になります。
その理由は、「必要な時に」「必要な人間」が「自律的に」、「マメに行う」からです。
数少ない公式会議では、全体の進捗の報告が一応、行われますが、参加者は会議で初めて知ったということはなく、会議室に入る時にはすでに知っています。
会議は15分ほどで終わってしまいますので、残りの時間を理念やミッションといった、普段はあまり話さない話題に使うことができます。
すると、普段やっている仕事の意義を改めて理解するようになり、その後の意思決定の質が高まるという好循環が実現します。

必要な時にミーティングを開けるようになるためには、次の3つの要件が欠かせません。

1、情報開示
2、自己決定
3、リーダーの「手放す覚悟」

この3つは一体で成り立ちます。

意思決定をするためには、それに必要な情報が必要になります。情報開示をしないと自分たちで決め、考えることはできません。
企業でも国家でも、独裁者が情報を秘匿する理由は、そうしないと独裁状態が維持できないからです。これは逆に言うと、情報を開示すると組織風土が変わるということです。
以前に、北朝鮮のハッキングにより、米国の俳優のギャラが男性と女性とで差があることが明らかになり、大きな抗議運動に発展したことがありました。情報開示がなければ起こらなかった運動ですが、その発端が北朝鮮だったというのは皮肉なことだと思います。

十分な情報を開示せず「社員に自発性が足りない」と嘆く社長がいますが、当然のことが起きていると解釈すべきです。

必要な時に必要な人間で意思決定できるということは、それが許されているということです。上の者の許可を得ないと実行できない組織では、稟議が上に上がっていくわけですが、それでは稟議に時間がかかり、最終稟議が下りた時には状況が変わってしまい、別の意思決定を迫られることになります。

リーダーは、「情報開示をする=自ら決め行動する組織になる=自分の我を通すことができなくなる」という覚悟を持つ必要があります。

上記の3つが整うと、チームは自律します。
メンバーがサッと集まり、情報を見ながら今やっている活動に修正が必要かどうかを話し合い、必要であれば修正、実行し、再び集まり検討するという事が日々、行われる「アジャイル型」の組織になります。
基本的に会議室でミーティングを行うことはなく「その場で」行うようになるので、他のチームとの情報共有もスムーズに進みます。

変化に即応し、三人寄れば文殊の知恵が生まれるので、創造性の時代に合った組織形態と言えます。

グッと来たという方は、是非、挑戦してください。


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