私たちが個性だと思っているものは、大したものではないという話

昔に比べ、人権意識はものごく高まっています。
ジェンダーに関しても、LGBTQに関しても、子どもの権利に関しても、30年前と比べたら飛躍的に向上しています。
とても良いことだと思います。

個性も尊重されるようになってきました。
生徒をゼッケンで呼ぶような学校は、相当に減っていますし、校則も画一的に行動を規制するものではなくなってきています。
「ブラック校則」はいまだにありますが、世間全体に反発の機運が高まっており、自由への歩みは加速すると思います。

企業でも、社員1人1人の個性を大切にする機運が高まっています。
「自分らしさ」は、多くの人が好きなワードですよね。

でも、個性に関しては、もっとしっかりと考える必要があると僕は考えています。
「個性的であること」と「個性が活きること」は大きく違います。

「世界に一つだけの花」という歌があって、僕も大好きですが、そもそも、存在は唯一無二です。
米澤晋也が2人いたら、きっと、それはドッペルゲンガーというやつで、そいつには絶対に会いたくないです 笑

近所の公園に福寿草が咲き始めました。

そもそも人は、一つだけの花であり、「個性的であること」は当たり前のことなのです。
それなのに、こんなにも「自分らしさ」を叫ぶのは、これまでの、没個性の風潮への反発なのだと思います。

そろそろ、「個性2.0」に進化する時期に来ていると思います。

個性は、他者との関係性の中で輝きます。
無人島で個性を叫んでも意味がないですからね。

ただ単に個性を主張することは、関係性から分断された無人島で叫んでいるのと同じだと思います。

他者の役に立つ、喜ばれる形が個性だと僕は考えています。

だから、指示ゼロ経営では、「その人だからできる事で、誰かに喜ばれた時に人生が開花する」という理念を掲げているのです。

そう考えると、あることに気付きます。
「自分には、誰かを特別に喜ばせるような、個性と呼ぶほどの差異性はない」ということに。

「個性的であること」と「個性が活きること」が大きく違うとは、こういうことです。

行動を続け、積み重ねた時に、自分オリジナルの「個性が活きる形」の輪郭が浮かび上がってきます。

個性とは、自分のためではなく、自分以外の誰かのためになって初めて輝くものだと思います。

個性を大切にする企業や学校が増えて欲しいと思いますが、そのためには1人1人の心がけが大切なのではないかと思い、今日の記事を書きました。

というわけで、今日も素敵な1日をお過ごしください!

指示ゼロ経営の公開セミナーはこちらから
・指示ゼロ経営マスタープログラム
・賃金制度構築セミナー
・採用術セミナー

指示ゼロ経営講演会
経営計画発表会や新年決起大会の後に!
・自発的に働く意義と愉しさが体感できる。
・事例9連発!「自分たちにもできる」と行動意欲が高まる。
2024年1月〜4月の予約を受付ております。

社内研修のご依頼はこちら
みんなで学び一気に指示ゼロ経営の文化を創る。
指示ゼロ経営の社内研修は1ヶ月あたり3社のみ開催します。

■自宅で指示ゼロ経営を学びたい方!
書籍「指示ゼロ経営」(内外出版社)
書籍「賃金が上がる!指示ゼロ経営」(内外出版社)
動画セミナー「指示ゼロ経営基礎編」

無料相談窓口「空」受付中
指示ゼロ経営についての疑問、質問や、各種研修の相談など。
お気軽にどうぞ!

読者登録してね!
・読者限定セミナーのお知らせやブログの更新情報が届きます。
・外部機関が主催するセミナー(無料~3000円ほど)にご参加いただけます。