この上司は、本当に良い上司なのでしょうか?

毎年4月にとある中学校でキャリア教育を行っています。
もうかれこれ7年目になりますが、その中学校、とても真剣に生徒さんのキャリアを考えています。

「将来を描く」「キャリアプランを立てる」…そんな表面的なものではなく、もっと根源的なことを考えているのです。
それは…

「どんな時代になっても、どんな場に行っても、仲間と協働し課題を解決する力の育成」

子どもたちが生きるこれからの時代は、まさにVUCAそのもの。(我々大人も)
これまで人類が幾多の試練を共創・協働で乗り越えてきましたが、まさに今、それが求められます。

キャリア教育では夢新聞のワークを行います。
夢新聞とは自分の夢が叶ったことを伝える未来の日付の新聞を手作りするワークショップです。

「制限時間までにクラス全員が夢新聞を完成させる」というミッションを与え取り組んでもらいます。
大人は一切、口出しも手助けもしません。
「夢を持つことも大切だが、叶えるためには協働が欠かせない」ということを体験して学んで欲しいのです。
ちなみにミッション達成率は15%ほど。(2021年12月時点)

スタートした瞬間から、講師と担任の先生の葛藤が始まります。
子どもの成長のために「一切、口出しも手助けもしない」わけですから。
以前に、ある小学校で担任の先生が辛抱できずに手助けをしてしまいました。
「Aくんが文章が書けずに困っている。Bくん、助けてあげてくれ」
「Cくん、大丈夫か?先生が見てやろう」

子どもたち1人1人に関わるとても良い先生だと思います。人気もあるし保護者からの評価も高いと思います。

が、しかし、「VUCAを生き抜く力を身につける」という点においては違うと思ったのです。

自分たちの力だけで取り組み、悩み、上手く行かない経験を通じ成長していく。
そんな機会を与える、自分が見守るもとで失敗をさせて育てる…ある意味で鬼の心を持って接することが本当の愛情だと思うのです。
だって、子どもたちが卒業したら面倒を見ることはできないのですから。

素晴らしいクラスがありました。
担任は制限時間の75分間、入り口のドアの前で1人ポツンと立っているだけ。
子どもたちも、一切、先生に話しかけません。
しかし、制限時間までに見事にミッションを達成しました。

さて、今日紹介した教師を上司に置き換えると色んなことが見えてくると思います。

良い上司とはどんな上司なのでしょうか?

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