当たり前過ぎて疑いもしないものにこそブレークスルーの可能性が潜む

地球平面説という面白い言説があります。
トンデモ論だとは思いますが、僕はこういう発想は嫌いじゃありません。
その昔、地動説を説いたコペルニクスも、証明ができるまでは同じように扱われていたのだと思います。

今、私たちの生活に当たり前にあり、疑うことなく受け入れているものがあります。
例えば、学校、会社、お金、経営の仕組み…多岐にわたります。
当たり前にありすぎて、有史以前からあったかのように錯覚していまいますが、そうではないし決して普遍的なものではないかもしれません。

それらに疑問を投げかけることがとても大切だと思うのです。

僕の大親友に、多田啓二くんがいます。
僕が主宰する夢新聞を単なるワークショップから、全国組織の一般社団法人に成長させた立役者です。

彼は3人のお子さんがいますが、全員、不登校です。
しかも、ここ3年間ほど夫婦揃って無職だった。
子どもたちと関わるためです。

お子さんが不登校なのは、辛抱が足りないとか弱いといったものではなく、本質的に学校が合わないのです。

しかし、彼は悩みました。
「今の時代、学歴がなくて食っていけるのだろうか?」

悩みに悩み、もう思考が止まるほど悩んだ時に、真理に到達しました。
それは、自分がいかに「経済の奴隷」になっていたかということです。
心配の種がすべて経済的なものだったのです。

そもそも、今の教育制度はたかだか150年前にできたものです。
それまでは大工の息子は大工になるというのが慣例でしたが、職業の多様化に伴い、とりあえず基本的な読み書きそろばんができ、どんな職業にも就ける「平均的な人材」が求められ学校が作られました。

当時の経済的な理由なんです。
そのおかげで大量生産・大量消費の経済が実現したわけですが、もう時代は次のフェーズに突入しています。
しかし、教育は変わっていません。

合理的に考えると、時代背景も技術も別世界というほどに変わった今、当時の制度がそのまま当てはまるわけがありません。
読み書きそろばんはマシンがやってくれますし、知識は脳内に収めなくても「外部の脳」(スマホなど)で済みます。

「いや、それじゃ集団行動が…」「基礎的な脳力が…」という人もいますが、学校以外でも習得することができます。

多田くんの息子さんは、制度に収まらず、はみ出た存在…ニュータイプなのです。
だからニュータイプに相応しい教育を自分で開発して、自宅にいながらオンラインを活用した独自の教育を実現しました。

さて、企業に目を向けてみましょう。

組織はピラミッド型じゃなきゃいけないのか?
役職者は必ずいなきゃいけないのか?
8時間働かなくちゃいけないのか?
上司が部下を評価しなきゃちゃいけないのか?
分業制が最善の方法なのか?
売上高は毎年、上がり続けなきゃいけないのか?

およそ100年前に提唱され、今も経営の骨組みになっている「科学的管理法」の名残で、今の時代に合わないのに、「そういうものだ」と疑うことなく続けているものがあるはずです。

それに疑いの目を向ければ、今の時代に合う方法が浮かぶと思います。
ブレークスルーの原点になるかもしれません。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

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