経営者には4つのタイプがある、あなたが目指すのはどれだ?

経営者には、誰しもライバル的な存在がいると思います。
その人の活躍は時として、自分を勇気づけることもあるし、時として「自分は何をやっているんだ」と落ち込ませることもあると思います。

比較をして自分の課題を見つけることは大切だと思いますが、比較してはいけないこともあります。
それは、「経営者のタイプ」です。
自分と違うタイプを目指しても、それは別人になるようなもので、なかなか花開きません。

自分が本来持つ資質を伸ばしていく方が現実的だし、スムーズだと思います。

そのためにはどんなタイプがあるかを知ることが欠かせません。
僕は、20年ほど前に師匠に「3つのタイプがある」と教えてもらいました。
そして、20年経ち、時代が変わり、自分なりに考え1つ加え、4つのタイプがあると知ったのです。

商品、技術の質に異常なまでに拘る「クラフトマン」

僕の親友に、愛知県刈谷市で靴店「快足楽歩カンパニー OSADA with」を経営する長田達郎さんがいますが、まさにこのタイプです。
常に最新の技術、知識を学ぶ姿は変人と呼ぶべき徹底ぶりです。
お店に行くと、靴店なのに店頭に靴が10足ほどしか展示されていません。
お客様の足を診て、お客様に合う靴を選び、加工をしてお渡ししています。
もはや医者と同じ仕事だと思います。


経営の仕組みを作るのが上手な「仕組みづくり」

この手の経営者は時にプロ経営者と呼ばれます。
僕のイメージでは秋元康さんがそう。
儲けのしくみを熟知しているので職種、業種問わず活躍します。

僕の友人に化粧品店を営む方がいますが、マーケティングのしくみが素晴らしくできています。
どこで、どんな顧客と出会い、その顧客が上得意客になるまでのシナリオを綿密に立てて、本当にその通りに実現しています。
彼はどんな商売をしても成功すると思います。

世界観を創るのが得意な「演出家」

長野県に本社を置く、サンクゼールが世界観のビジネスだと感じています。
数年前に創業者の久世良三さんのお話を聞く機会があり、こんな事をおっしゃっていました。

「ウチはワイナリーという誤解をされます。確かにワインの製造はしていますが、それは私が考える世界観の中にワインが必要だからということなんです」

さらに同社には「土木部」なるものがあり、道や建物を自前で作ったり修繕しています。
普通だったら外注するものを内製化しているところに世界観に対するこだわりを感じます。

仲間を集め楽しむ「フェローシップ」

「大好きな仲間と一緒に何かをやりたい」というタイプです。
特に業種、職種に対するこだわりはなく、学生のサークルのようなノリでビジネスをします。
近年、増えているタイプだと思います。

ビジネス成功のレシピには「なぜ」「何を」「どのように」がありますが、彼らが最重視するのは、どれでもない「誰と」なのだと思います。

ホワイト企業大賞を受賞した iYell(イエール)株式会社の窪田 光洋社長にインタビューした際に、窪田さんは「大好きな仲間とビジネスができれば、何屋でもいい」とおっしゃっていました。

さて、以上が4つのタイプですが、あなたはどれに近いでしょうか?
勿論、これ!と断定できずに、いくつかの要素が混ざり合っていると思います。

大切なことは、自分の軸を持つことで、別の者になろうとしないこと。
そして、自分が苦手な分野は、それが得意な人の力を借りることだと思います。

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