社員を伸ばす期待の言葉と、ヤル気を破壊してしまう期待の言葉のたった1つの違い

先日の記事で、部下が期待に応えてくれず嘆くリーダーの事を書きました。
勝手に期待して、勝手に期待を裏切られたと感じ、勝手に怒る、そんなひとり相撲の話しです。

期待は部下を伸ばす要因であると同時に、部下のヤル気を削ぐ原因にもなると考えています。
あなたの期待は人を伸ばすものか?
今日の記事ではそんなことを考えたいと思います。

その期待は、単なる要求になっていないか?

僕が期待の効果と怖さを知ったのは、僕が講師を務める研修での出来事でした。
その研修は中堅社員を対象に毎年行われていますが、初回は反省の山でした。
参加者は、会社から命令されて来ただけで、何を学ぶかも知らない状況、まったく研修に集中していませんでした。

そこで、開発したのが「行ってらっしゃいカード」です。
事前に直属の上司から、「なぜこの研修に参加してほしいのか?」という理由とともに期待のメッセージを書面で伝えてもらうようにしたのです。

これが功を奏し翌年からは参加者の意欲が飛躍的に向上したのです。
一部の人を除いては…

意欲が向上しない人に何があったのか?
僕はそれが気になり、ある参加者に「どんな期待をされていますか?」と聞きました。
それで分かったのです。
期待の質で、部下のヤル気が向上することもあれば、削がれてしまうこともあるのです。

僕の質問に対し、ある方はこう言いました。

「期待というより、要求されている感じがするんですよね…」

見せてもらうと…「◯◯さんは、入社5年目なので後輩のお手本になるようにお願いしたいです。自分で課題を見つける力を養って欲しい」

別の方は、「◯◯さんは、残念ながら昨年、営業成績が目標に達しませんでした。今年は達成できることを期待しています」というメッセージでした。

なるほど、確かに期待の言葉ではあるが、読んだ人には要求と受け取られると思ったのです。

メッセージの文脈から「あなたはできていない。だから頑張ってほしい」という否定的な匂いがするんですよね。

相手の成功を期待する気持ちがあるかどうか?

対し、ヤル気を向上させるメッセージには人を勇気づける力がありました。

例えば、同じ、目標を達成できなかったスタッフにも、「◯◯さんには、◯◯な才能があるし、向上心が旺盛です。その力を伸ばし、目標達成する喜びを味わって欲しい」という勇気が湧くメッセージが書かれていました。

違い、分かりますかね?
何が違うのでしょうか?

僕は最初、「部下の良い部分も書く」と考えましたが、そうではありません。

僕は、多くのメッセージを読んで、人を伸ばす期待と、そうでない期待の差が分かりました。
たった1つの違いなのです。

それは「相手の幸せ、成功を期待しているかどうか?」の違いです。

ヤル気を削ぐメッセージは、ひとことで言えば「会社に都合の良い人材になってくれ」と書かれているのです。

部下の幸せを軸にしていれば、そこに否定的な事実…例えば、目標達成できなかったという事が書かれていても大丈夫だと思ったのです。

期待とは、何と奥が深いものなのかと痛感した出来事です。

今日、この記事を書いたのには理由があります。
次回から、行ってらっしゃいカードを書く時に、この記事を読んで欲しいからです。

そして、年末年始はスタッフに期待の言葉を投げかける事が多いからです。

是非、相手を軸にした愛ある言葉、時に厳しさを含む愛ある言葉を伝えていただきたいと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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