新入社員は「教え育む」→「教わり育つ」→「学び合う」のステップで一人前に育つ

この時期、新入社員教育に力を入れている企業が多いと思います。
教育は最初が肝心ですからね。
大きな会社には専門の部署、あるいは委託先があり、ちゃんとした教育をしていますが、小さな会社は結構、いい加減なところもあります。
いきなり現場に入って、「やりながら覚えろ」という感じです。

本格的なプログラムがなくても、ちゃんとした段階を踏んで教育することが大切だと思います。
今日の記事では、もっともシンプルな段階をご紹介したいと思います。

教え育む→教わり育つ

教育には2つの側面があります。
1、教え育む
2、教わり育つ
1は主体が教える側にあるのに対し、2は教わる側が主体です。

まずは教え育むことが重要で、これを飛ばすとその後の成長に悪影響が出ます。
新入社員には、まずは3ヶ月間は基本の繰り返しであることを伝えます。
同時に、3ヶ月後には自らが教わり育つようになることを求めます。

僕が経営してきた会社では、最初は目がくらむような細かな指導を行います。
入社して3ヶ月間は基本業務だけを徹底して教えます。

基本業務には細かな手順が定められています。
朝、出社した時の鍵の開け方からセコムの解除のやり方、その後、どこで何をするか…退社するまでの一連の「行動ラインナップ」が一覧表になっていて、先輩社員と確認をしながら進めていきます。

3ヶ月後には、先輩は聞かれない限り一切、教えません。
教わり育つ…主体を完全に後輩にバトンタッチするのです。

こうして一通りの基本業務をマスターします。

学び合う、協働する

当社では入社1年が経ち、かつ基本業務を完全にマスターすると等級が1つ上がります。
仕事も業務改善(行動ラインナップの更新)やマーケティング、企画など知恵の要る仕事に就きます。
これらの業務は正解がないものですので先輩・上司は教えることができません。
教えることができたとしても、それは過去の成功体験で、今、通用するとは限りません。

こうした仕事はチームで取り組むようにしています。
チームとして課題を持ち、三人寄れば文殊の知恵で解決していくという指示ゼロ経営の一員になるのです。
その中では先輩や上司に甘えたり依存することは許されず、上司であっても対等だという意識を持ってもらいます。
逆に、先輩・上司には「後輩のくせに」という意識は捨ててもらいます。

ちなみに、採用の際にこうした段階を伝えています。
そうすることで行動ラインナップ通りに仕事をすることも、その後の「教わり育つ」段階も、全ては創造的で自発的なチームタスクのためだと理解され、単調な繰り返しに耐えることができます。

□教え育む
□教わり育つ
□学び合う

この段階を予め伝え、この通りにステップアップしてもらうことで心強い一人前に育っていくと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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