自由・平等・博愛の人材育成では一人前は育たない

以前に、大企業に勤める友人と飲んでいる時に、「ちょっと厳しくするとパワハラだと言われるんだよね」とこぼしていました。
その会社はコンプライアンスがしっかりしているのですが、少々、過敏になっているそうです。

部下の自由を大切にする。
平等に扱う。
博愛主義。

そんな理念のもとに人材育成が行われていますが、僕は「自由・平等・博愛」だけでは上手くいかないと考えています。

自由−責任
平等−区別
博愛−厳しさ

対になる概念があり、セットで運用しないと上手くいかないと考えるのです。

自由には責任が伴う

僕が社長に就任した当時、社員には自由がありませんでした。
先代が鬼社長だったために自分の意見を言えなかったのです。
僕の代になり、まずやった事は不満でも希望でも、自由に言える雰囲気づくりです。

これが失敗でした。
「給料を上げて欲しい」「休みを増やして欲しい」「配達バイクを新しくして欲しい」
言いたい放題で大混乱。

「一度に要求すんなや!オレは聖徳太子じゃねえんだよー!」

当然、全ての希望に応えられるわけじゃない。
すると「社長は俺たちのことを分かってくれない」と不満を強める結果になりました。

そこで、一緒に考える仕組みを導入しました。
手順はこう。

1、希望を上げる
2、それによるプラス面を考える
3、マイナス面を考える
4、プラス面が活きマイナス面が解消するアイデアを出す

例えば…
1、休みを増やすという希望に対し
2、心身ともに健康になる。プライベートが充実するというプラス面
3、こなせる仕事量が減る、休んだ人の仕事を代行する人の負担が増えるというマイナス面
4、業務の効率化をはかるとともに、マニュアルを作り誰でもできるようにするというアイデア

この取組で、社員の力でどんどん会社が良くなっていきました。
僕は楽ですし、社員は責任が伴った自由を手にしたのです。

平等には区別、博愛には厳しさが必要

冒頭の友人は平等−区別、博愛−厳しさの考え方を取り入れ部下を指導しました。
遅刻が多い部下Aがいました。
ある日、Aと、普段遅刻をしない部下B、2人が遅刻したそうです。

友人はBには注意をしませんでしたがAには厳しい言葉をぶつけました。
するとAが「何でBには注意しないんですか?不平等だ」と抗議したそうです。

小学生かいな?って感じですが、これが区別をするということです。

当社にも遅刻常習者の新聞配達員がいました。
上司は毎日のようにモーニングコールをかけるという状態です。
対策として、上司は本人と面談をして、丁寧に指導しましたが一向に直りません。

上司は頭にきて言いました。
「時間通りに来るのは誰の責任だ!毎朝、電話しないと起きれないようじゃ新聞配達は務まらんぞ」

少々乱暴ですが、その日から遅刻をしなくなりました。

博愛と厳しさを併せ持った指導です。

昔と比べると私たちの権利意識は向上しました。
それにより確実に社会は良くなりましたが、一方で融通がきかなくなっている部分もあります。

自由−責任、平等−区別、博愛−厳しさ

セットで考えることが大切だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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