苦労が多く面倒臭い仕事こそ、組織を進化させるチャンスになる

組織が育つ一番の方法は「仕事をすること」だと思います。
組織が育つから仕事が上手くいくという事もありますが、仕事を通じて人と組織が育つという順番もあると考えています。

でも、それは仕事の進め方によります。
今日の記事では人と組織が育つ仕事の進め方について考えたいと思います。

仕事が組織を育てるのは、仕事をすることで仲間同士の関係性が深まるからです。
例えば、僕が経営してきた会社(新聞店)では、元旦の配達作業がそうした。
元旦は新聞もチラシも分厚く、とても大変なんです。
通常の新聞配達は1人でできますが、この日だけは皆んなで力を合わせないとできないのです。

元旦の新聞は1年で一番厚く重い

「皆んなで力を合わせないとできない仕事に真剣に取り組む」…これが人と組織を育てる要因です。
苦労が多い仕事の方が関係性は深まると感じています。

さて、協働により関係性が深まると、次にはさらに難易度の高い仕事ができるようになります。
この好循環で組織が育ち、高い価値を生み出せるようになります。

つまり、ひとことで言えば、皆んなで力を合わせないと成し遂げられない事に「チームとして」挑戦することが、組織力の底上げになるということです。

逆に、仕事の質を変えずにいると、いつまで経っても組織が育たないと言えます。
例えば、僕が社長に就任した25年前は新聞業界の成長のピークの年でした。
就任した翌年から衰退期に入ったのです。

でも、僕は従来の仕事のやり方で、まだまだ成長できると信じ込んでいました。
成長期では、1人1人が決められた業務をこなせば会社は成長しました。
新聞店では、営業パーソンが自分の担当エリアを持ち、そこで「個で完結した業務」をこなすというのが標準でした。

それで行き詰まったのです。

・仕事の質を変えない
・故に、協働の必要がない

力を合わせないから仕事の質が高まらない、仕事の質が高まらないから協働が起きない…悪循環の始まりました。

この悪循環から脱したキッカケは、ある年の元旦作業でした。
1年で唯一と言っていい協働が起きる仕事を通じ、チームワークが高まり、その勢いで会社の未来を考えるミーティングを行ったのです。
これは元旦作業がなければ行われなかったと思います。

苦労が多く、それ故に協働が起きる業務はどの会社にもあると思います。
例えば、棚卸しなどです。
こうした仕事は、ともすれば面倒な仕事と思ってしまいますが、チームワーク形成のチャンスです。
それを活用しない手はないと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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