村社会のような予定調和をぶち壊してJAZZのセッションのような意外な調和を目指す

私たちが規律を守るのは、周りの目を気にするから

規律を守り変な行動はしない。周りと協調できる。
そんな人材を求める企業が多いと思います。
企業が求める人材像に「協調性」が常に上位にランクインしていますしね。

でも、おそらくこうした傾向は大きく変わっていくと考えています。
その理由は、協調性は村社会を生むからです。
村社会組織は決められた単純な仕事を積み重ねる場合には効果を発揮しますが、革新的なことはできません。
これからの時代には通用しないと思います。

社会心理学の研究では、日本は大昔から集団主義社会(村社会)の文化だったと言います。
これは集団の中に、互いが互いを監視する機能を持ちます。

例えば、今回の営業自粛に関して、誰にも頼まれていないのに自粛警察なるものが誕生しました。
彼らには悪意があるわけではないと思います。
彼らなりの正義があるのです。
その正義は感情の抑圧から生まれる負のエネルギーを帯びています。
「自分は我慢をしているのに、あの店は何なんだ」というものです。

集団主義社会では、みんなが全体のために我慢をしますので抑圧感が半端なく漂っています。
だから、会議ではみんながみんなの顔色を伺って無難なことしか言わないなんてことが起きるわけです。
肩が凝るわね。

今回もそうでしたし、震災が起きた時など、「日本人は非常に規律を守る」と称賛しますが、社会心理学では集団主義社会のなせる技だと言います。

その証拠に、昔から「旅の恥はかき捨て」と言います。
要するに、監視の目がないコミュニティ外だと自由奔放になるというわけです。

フリースタイルな個と個が繋がり全体を成す、新しい集団様式

これからの時代に、企業が繁栄を望むなら村社会から脱却することが不可欠だと考えています。
「新しい生活様式」ではありませんが「新しい集団様式」が求められると。

フリースタイルな個と個が繋がり全体を成すというスタイルです。
もう、社会の至るところにこうした集団が現れています。

僕は、こうした集団様式はJAZZのジャムセッションに似ていると考えています。
ジャムセッションでは基本的なコード進行だけ決めたら、後は各自が自由に演奏をします。
楽譜はありません。
なので、最初は調和しません。

ところが徐々に「空気」が形成されていきます。
やがて自由と調和が両立した時に、何とも言えないグルーブを奏でます。

職場でもこのようなスタイルが求められると考えています。
例えば、会議では皆んなが自由に喋ります。
式次第はありません。そんなものは邪魔です。

ただ、そこには共有された思い…例えば「コロナの危機を乗り越えなければ」とか「子どもの貧困を何としても解決したい」といった思いです。

思いに基づき、みんなが自由に発言をするから、時にズレた発言もあるし衝突も起きます。
最初から調和することはほとんどないと考えます。
でも、これは、その後に起きる最高のグルーブの前兆です。

村社会は予定調和の時にだけ力を発揮します。
変化が激しく正解が分からない時代では通用しません。

もし、自社の風土が村社会であるならば、一刻も早い集団様式の変容が必要だと思っています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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