朝令暮改をやり続ける唯一の方法

朝令暮改をする社長は大迷惑である

朝令暮改って、ビジネス界では悪い意味でも良い意味でも使われますよね?
そもそも「二転三転して、絶えず定まらないこと」とネガティブなニュアンスですが、これだけ変化が激しい時代では状況に合わせ素早く改善しなくてはいけないから、必要なことだと思います。

で、よく「ウチは朝令暮改は当たり前だ」と言う社長がいます。
本当にその通りです。
でも、社員さんは迷惑です。
社長に振り回されるのだから。
よほど神経が太くないと言えないと思います。
社員さんもいつも社長に振り回され、自分事にならず組織の実行力は低下します。

朝令暮改は必要、でも社員さんは振り回される…そうしたら良いのでしょうか?

僕が23年間、経営した新聞店は社員数43名ですが、朝令暮改の天才だと自負しています。
本当に、あっという間に変化に対応します。

なぜ、そんなことをしても社員が潰れないのか?
その理由は…
「社員が自ら変化をつくり出すから」

これしか朝令暮改を持続させる方法はないと考えています。

ひとしごと任せるから朝令暮改の主体者になれる

仕事は…
1、まず、何をやるか決め、方法を考える。
2、やってみる。
3、変化を観察し調子が悪ければ改善する

この3つの繰り返しで良くなっていくわけですが、社長が率先して朝令暮改をする場合、1と3を社長が、2の実行だけ部下がやらされるという構図になっています。

この状態では社員はこう言います。
「社長がまた違うことを言い出した〜」

それを聞いた社長は、頭に来るわけです。
当然です。
だって、会社を良くしようと思って、懸命に考えてやっているのだから。
そして、例の決めゼリフ…「ウチは朝令暮改が当たり前だからな!」が出るわけです。

僕は、ずっと1、2、3をワンセット任せてきました。
ワンセットを「ひとしごと」と呼んでいます。

ひとしごと出来ると、自ら仕事を創造できるようになり、仕事が愉しくなります。
自ら変化をつくり出すことができるのです。
どんどんセルフ朝令暮改を行うようになり、組織は変化に即応できるというわけです。

今日の記事は、朝令暮改は社員さんが自ら起こすことが大切
そのためには「ひとしごと」任せること、そんな内容でした。

とても重要なことだと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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