失敗を糧にする「詰む」を「紡ぐ」に変える思考を広めたい

最近、ネットを中心に「詰んだ」という言葉を目にしますよね。
将棋の詰むと同じように「もう終わった」を意味しますが、これって失敗から立ち直りづらい世相を反映していると思います。

「失敗したら最後」…そんな社会では飛躍は生まれないと思う。
当たり障りのない無難しか生まれないよね。

ちなみに、シリコンバレーのベンチャーキャピタルでは失敗経験のない人(企業)には投資をしないという基準があるそうです。
失敗を経験した人には未来があるということ。

そんな社会になれば良いと思うのです。
でも、僕は有名人でもないし社会に影響を与えるような人間ではないから、自分にできることをしたいと思っています。

僕は「詰む」を「紡ぐ」をしたいと最近、強く思っています。
「紡ぐ」とはどういうことか?

ドイツ人哲学者 オットー・ボルノーに「過去には感謝を、現在には信頼を、未来には希望を。」という金言がありますが、過去と現在と未来を「紡ぐ」…そんな発想を広めたいのです。

人は、自分にない経験をした人を頼りにします。
お金は、経験がないところから有るところに流れるという法則があると言います。
例えば、僕が寿司店に行くのは、自分には握った経験がないから、経験が有る職人にお金を払って頼るわけです。

僕は小学校の時に集団行動ができずに大人に心配されました。
画一的な管理が大嫌いなのです。

でも、心配される度に「自分はどこかおかしいのでは?」と自信をなくしました。
そんな時に、おばあちゃんだけは「お前はお前のままで良いぞ」と言ってくれました。
とても嬉しかった。
そして、僕の人生を支える言葉をくれました。

「お前は、お前のままで、ちゃんとお前がなるべきものになれるから」

だから指示ゼロ経営をやっているのです。
この経験は今の自分を支えています。

僕の息子が高校受験の時に、一番得意な英語の試験が始まった瞬間に鼻血ブーしました。
家に帰ってきて、やっぱり「詰んだ」と言いました。
僕は、息子と一緒に「紡ぐ」話をしました。

「人は、自分にない経験をした人を頼りにする」

特に失敗は誰もがしたくないから、それをした人には価値がある。
高校入試中に鼻血ブーの経験なんて、おそらく5万人に1人くらいの経験だから、その経験を紡ぎ未来を描こうという話です。

そうしたら、息子はこう言いました。
「もし、俺が鼻血止め薬の営業をやったら、トップセールになれるかも」

これが「紡ぐ」です。
そんな薬がこの世にあるのか知りませんが…(笑)

大物はピンチの時に笑うと言いますが、小物であっても動揺した後に、紡ぎ、ニヤリとする、そんな強かさがあると良いな、と思うのです。

特に、これからを生きる子どもたちには伝えたいです。

僕は、指示ゼロ経営と並行して夢新聞という活動をしています。

将来、自分の夢が実現し、活躍が新聞に載ったとして、その新聞に書かれていることをイメージして新聞を作成するワークショップです。
これまでに全国で8500人が参加しています。(2019年8月時点)

文章には、実現までの過程を書きますが、そこに自分の過去の経験を宝にして欲しいと考えています。

今日の話に共感していただけたら、僕に声をかけてください。
全国に80人の夢新聞講師がいて、最寄りの講師が駆けつけます。
「紡ぐ」話をした上で夢新聞ワークショップを行います。

お子さんの学校で。
企業で。
サークルやスポーツクラブで。
福祉施設で。

未来を描きたい人なら誰でも参加していただけますので。

お問い合わせは、下記にお願いします!
※「お問い合わせ内容」の欄に「米澤のブログを読んだ」と一言、添えていただきお問い合わせください。
https://yumeshinbun.com/contact/


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