あなたの「色メガネ」が、部下の価値を曇らせる

あなたが気づいていないだけで、メンバーは結構な貢献をしているものです。
それに気づかないのは、リーダーが自分の色メガネ(狭い価値観)を通して人を見ているからではないでしょうか。

例えば、ゴリゴリと戦略的に仕事を進めることに価値を置くリーダーは、助け合いや励まし合いといった互恵行動を評価しない傾向があります。
色メガネの偏りがあると、価値観から外れた部下を「あいつはダメだ」と裁いてばかりになります。

逆に、リーダーが多様な価値観を持つことができれば「みんな、頑張ってくれている」と思えるようになり、より多くの人が評価され、リーダーもメンバーも幸せな心持ちで日々を過ごすことができます。
勿論、生産性も向上するでしょう。

どちらの方が人とチームが育つかは自明ですよね。

では、色メガネを外すにはどうすればよいのでしょうか。
その第一歩は、「組織にはどんな役割があるのか」を知ることです。

集団が上手く機能するためには、大きく分けて2つの役割があります。

1、目的遂行機能(集団が良いパフォーマンスを発揮するために必要な役割)
2、集団活性機能(イキイキと仕事ができる健全な風土や雰囲気をつくる役割)

リーダーの中には、成果に直結する「目的遂行機能」しか観えていない人が結構います。そうなると、「集団活性機能」の役割をやっているメンバーを認めることができません。
例えば、仲間が落ち込んでいたら、仕事とは関係ない話をするなどして元気づけますが、その重要な行動に対し「余計なおしゃべりをしていないで、とっとと自分の持ち場につけ」なんて言ってしまうのです。

人は、自分が価値を知っているものしか評価できないもの。ならば価値のレパートリーを増やすべしと考えるのです。

ちなみに、目的遂行機能には7つ、集団活性機能にも7つの要件があり、指示ゼロ経営ではそれらをキャラクターカードにしていますので参考にしてください。

成果を生み出す人もいれば、場を和ませる人もいます。困っている仲間に声をかける人もいれば、陰で黙々と支える人もいます。どれも組織には欠かせない貢献です。
もし「あの人は何もしていない」と感じることがあれば、一度、自分がどんな色メガネで相手を見ているのかを振り返ってみてはいかがでしょうか。

リーダーの視野が広がれば、それまで見えなかった光景が見えてきます。
そして、認められる人が増えるほど、組織には安心感と挑戦する空気が育っていくはずです。
 

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