☆94点以上

94点以上を叩き出した企業さんは、ビジネスを、単なる金儲けの手段を超えた意義あるものとして定義され、地域や業界で一目置かれていると思います。

その影響力を社会のために使っていただきたいと願っています。
中には「ウチは小さな会社で影響力なんてない」と言う方もいますが、そんな事はありません。

「小さなリーダシップ」こそが社会を動かすからです。

私たちは、政府などの「大きなリーダシップ」が問題を解決してくれると思いがちです。だからこそ、権力がしっかりしてくれないと不満を持ちます。

日本人は、自分たちの力で社会をひっくり返したという経験がないことが影響していると思いますが、大きなリーダシップに依存する傾向が強いと言われています。
だから、最後に水戸黄門が、ドドーンと印籠を出して場を収めてくれるとスッキリするのだと思います。

しかし、世の中には、全体を動かす「小さなリーダシップ」が存在します。

先日、ある企業で、自社が抱える具体的な課題に取り組むという、実務的な研修を行いました。
研修が中盤に差し掛かった時にワークが進まなくなりました。その原因は「本質的な問題」に到達したからです。
本質的な問題ほど口にしづらいものです。誰もそれを明らかにしないまま沈黙が続きました。

それを破ったのは若い女性…バンドを趣味でやっていそうな見た目の、いかにもZ世代らしいパート社員です。

「うちらの会議って、すごく話しづらく気が重い」

この瞬間に全体が動きました。
あらゆる問題が、この根本問題を発端に起きていたのです。

彼女は、会社や社長、仲間への「不満」をぶちまけたのではありません。「良くしたい」という純粋な思いで、言いづらい言葉を口にしたのです。

そういう心で発した言葉は人の心を動かします。

アメリカにおける公民権運動の引き金になったのは、ローザ・パークスという1人の黒人女性の行動です。当時の社会には白人と黒人との間に住み分けがあり、バスには白人専用の席がありました。
そこに座ったという理由で彼女は逮捕されたのですが、彼女は「私はなにか悪いことをしましたか?」と言い、自分の信念を貫きました。
この「事件」が明るみになり、社会が動いたのです。

僕は、下の図で「小さなリーダシップ」の影響力を構造化しています。

私たちは、大きな歯車が全体を動かすと思っていますが、企業研修の女性やローザ・パークスさんのように、全体が動く時というのは、小さな歯車がきっかけとなることが多いのです。
小さな歯車は単体では非力ですが、賛同者がいれば大きな力になります。
賛同者は、そこかしこにいますが、ムーブメントが始まる時は、最初は「隣りにいる人」に伝播し、やがてそれが全体に波及します。
隣の人が動くのは、「純粋な思い」に触発された時だと思います。そう考えると、すべきことが観えてきます。
それは、あなたの経営への思いを世間に発信することです。

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