親切で気が利く人材が育つ「学び合いの場」の実践方法

以前に、尊敬する大先輩が、「頭のいいヤツを育てるのは簡単だが、親切で気が利くヤツを育てるのは難しい」と言っていました。

親切は、非常に高い感性が求められますよね。

親切・気が利く人には「他喜力」の感性があると言います。
「他者を喜ばせる力」あるいは「他者の喜びを自分の喜びにできる力」です。
自分が学んだ知識などを、他者に喜ばれるために使える人を言うのだと思います。

先日、Twitterで、ファミレスの「ガスト」を利用した女性の投稿が話題になり拡散しました。
女性が、1歳のお子さんを連れてガストに入ったのですが、注文をするなり爆睡してしまったそうです。
困っていると、いつもと違う「ある事」が起きました。
いつもは、キッズメニューは一番最初に運ばれてくるのですが、この時は、一番最後に来たそうです。
寝ているお子さんに気付いた、店員さんの配慮です。

他喜力あふれていますね〜
歳をとったせいか、こういう話を聞くと涙が出てくるよ。

やったことは料理を出すタイミングを変えただけ、でも、なかなかできることじゃないですよね。

大先輩は、現代の企業に他喜力が必要な理由を、「何を買うかよりも、誰から買うか」という時代になったからだと教えてくれました。
選ばれる企業、人になることが大切だということです。

選ばれる人になるためには、「好感」「信頼」「共感」が必要です。

好感…人間として好かれる
信頼…いい仕事をする
共感…個人や企業の思想や哲学を共感してもらえる

どれも一朝一夕で成し得るものではない、地道な積み重ねによって醸成される「秘伝のタレ」のようなものです。
だからこそ、醸成された時には強いわけです。

「地道な積み重ね」とは何でしょうか?
指示ゼロ経営では「実践と対話」と考えています。

指示ゼロ経営の導入に成功した企業の多くが、月に一度ほどの頻度でこれを行っています。
具体的には、日頃から、リーダーや上司がメンバーに「お客様に好感を持ってもらえた事、信頼を積み重ねた事、共感してもらえた事」を聞き出し記録します。

月に一度のミーティングで、実践した本人に次の2つを発表をしてもらいます。
1、何を実践して、どう喜ばれたのか?
2、どのような考え方で実践をしたのか? 実践のコツ。

次に発表を聞いたメンバーにも、この実践のポイントを考えてもらいます。
そして、「自分ならこんな行動ができる」と行動レパートリーを考えてもらうのです。

メンバーの中で、素晴らしい実践をする人が出たら、同じように発表してもらいます。

この繰り返しで秘伝のタレが醸成されていきます。

学び合いの場は、やってみると本当に楽しいですよ。

是非、社員さんと一緒にたくらんでみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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