賃金が「社長からのお駄賃」ではなく「お客様からのおひねり」となる経営を目指す

「給料は誰からもらっているか?」という古典的な問いがあります。
新社会人などは「会社からもらっている」と答える人が多いと言います。

しかし、会社は、お客様からいただいたお金を分配しているだけで、本質的にはお客様からいただいているのです。

しかし、これは、説いて理解されるものではないと思います。
「それを実感する環境になっているかどうか?」だけの話だと思うのです。

入社から何年も経っているにも関わらず、「会社から」と答える人が多い組織があります。
そういう組織は、「言われたことをやる」という受動的な働き方が特徴です。
賃金の性質が「お駄賃」になっているのです。
社員は、上司、社長の顔色を伺うようになります。
また、お駄賃をねだる子どものように、「もっと給料を上げて欲しい」と、原資のことは考えず要求するようになる傾向にあります。
原資を考えないのは決算情報などの情報公開がなされていないからです。

一方で、社員が、「給料はお客様からいただいている」ことを実感している会社があります。
そういう会社は、自分たちで決めて行動した結果を、自分たちで受け取っています。

「自分たちで考え決め、良い仕事をしたら、お客様に喜ばれた」「そうしたらリピート率が上がり売上が増えた」「決められた人員で効率よく仕事をしたら売上総利益が増えた」

情報公開がなされており、意思決定と行動と結果の因果関係の繋がりが見える環境で仕事をしています。

そういう環境で得た場合、賃金はお客様からいただいという認識になり、「おひねり」の性質を持ちます。

賃金が「おひねり」になると、社員は長期視点で経営を考えるようになります。
繁栄の礎が顧客との関係性だということを理解するからです。
関係性は一朝一夕に醸成されるもではありません。
最近、社会問題になっている、あの会社のように、「お駄賃」のために乱暴な仕事をするようなことはありません。

□長期視点で経営をする
□自分たちで決め行動する風土がある
□情報公開がなされている
□売上総利益が増えたら賃金も増える公正な制度がある

自社の賃金の性質がどんなものか、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、僕は「お小遣いはお父さんの会社のお客さんからもらっている」と言った少年に会ったことがあります。
凄いね!

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