自律型組織で大切なことは、すべてPTA会長の経験で学んだ 〜Part1〜

最近、PTA不要論が叫ばれています。
役員になりたがらない人も多く、存続が危ぶまれていますが、僕は、指示ゼロ経営を目指すリーダー、マネージャーはPTA会長を経験した方が良いと思っています。

その理由は、雇用関係がなく強制力を発揮できない環境でマネジメントをしなければならないからです。
鍛えられますよ。

PTAの本部は、通常、10名ほどの役員で運用されます。
僕は何年も役員をやり、多くのPTA会長の手法を見てきた中で、「これはダメ」というやり方を知りました。
それは「根→幹→枝→葉」の順番で組み立てる、古典的なやり方です。

根とは、理念や目的です。勿論、それらは大切なのですが、会議の冒頭で会長がそんな話をすると、場が一瞬で固まります。

具体的な場面で説明しますね。

司会者:「それでは時間になりましたので始めさせていただきます。まずは会長挨拶」

会長:「え〜、今日はお忙しい中〜(中略)本年度のテーマは〜、子どもの自主性を〜(中略) 各委員会は、その理念に基づいて事業を行ってほしいと存じます」

司会者:「会長ありがとうございました。では次に、本年度の事業について検討したいと思います」

この様に、理念→計画の順番に、カッチリと進める事が多いと思います。
また、会長→委員長→委員という、トップから順番で発言します。

僕は、これではPTA不要論が出ても仕方がないと思っています。
この進め方は、決められたことを遂行するに時には有効ですが、新しいものはなかなか生み出すことができません。
時代が変わったのに、旧態然とした活動を繰り返すから不要論が出るわけです。

同じような進め方を行っている集団があります。
企業もです。
御社は大丈夫でしょうか?

さて、ある年、ついに僕にPTA会長の白羽の矢が立ちました。

僕の年度は、とても活発な女性役員が揃っていました。
会議で集まると、開始前からワイワイガヤガヤと子どもの話やら、美味しいレストランの話など、雑談で盛り上がります。
時間になると、その流れを断ち切り、僕が挨拶をしなければならないのですが、断ち切れないほどに盛り上がっているのです。

強引に断ち切ると、一瞬で堅苦しい場になります。

「どうすれば良いんだ…」

ヒントは、黒川伊保子さんの著書「恋愛脳―男心と女心は、なぜこうもすれ違うのか 」(新潮文庫)に出会いました。

そこに、打開のヒントがありました。

その方法とは…

続きは明日のブログで!

to be continued
というわけで、今日も素敵な1日をお過ごしください。

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