偶然を必然に変え、未来を紡ぐために

よく、何か物事が起きた時に、「これは偶然ではなく、必然だ」と言いますよね。
僕は、この考え方が好きだし、使い方によっては役に立つと思います。
しかし、囚われることもあると感じています。

いちいち、「これは必然だ。何を意味するのだろう?」と頭でっかちに考えると、不自由になると思うのです。
この思考の罠にはまると、悪いことが起きた時に、必要以上に、これまでの自分の行いを責めてしまうことがあります。
他人に矛先が向くと、もっと厄介です。

必然に縛られると不自由になります。
でも、縛られがちです。
なぜ、縛られるかと言うと、必然とは、「必ずそうなる」という因果関係を意味する言葉だからです。
「過去に、こうだったから→今、こうなっている」これが必然の法則です。

僕は、完全なる未来志向が、出来事を必然にする秘訣だと思います。
過去は関係ないのです。
「今、こうだから→こういう未来が作れる」と。

そこには一切のジャッジはありません。
良いも悪いも、成功も失敗もない。

Jazzは必然の芸術です。
ジャムセッションは、基本的なベースラインだけ打ち合わせするだけで、後は、プレーヤーが自由に演奏します。
だから、最初のうちはバラバラなんですよね。
それが、徐々に息が合ってきます。

誰かが即興的に音を出し、その「偶然」に仲間が乗っかり、独自の音をつくり出します。
後から振り返ると、必然にしか思えない物語性を発見するのです。
決して、同じ演奏はできません。
だから、Jazzのアルバムには、Smilin’ Billy Suite(Part I)、Smilin’ Billy Suite(Part Ⅱ)といった風に、同じ曲に、Part I、Part Ⅱ、Part Ⅲと、何種類もあるのです。

僕が文字で伝えも、なかなかイメージが沸かないと思いますので、世界的Jazzプレーヤーの「必然の力」が分かる5分の動画を御覧ください。

マイルス・デイヴィス、カッコいいよね〜

ハービー・ハンコック(動画で喋っている方。世界的ジャズピアニスト)が言うように、これは人生の教訓になるエピソードだと思います。
チームワークに関しても、大きな教訓が得られますよね。

どんな事に気付きましたでしょうか?

過去は、現在を決めている要因ではなく、未来を創る材料、僕はそう考えて生きています。

ではでは、今日も素敵な1日をお過ごしください!

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