創業5年目に突入した今、改めて思うことをブログに書きました

当社は9月が決算で今日から今年度がスタートします。
気持ちを新たに、今一度、自分の思いを整理しブログにしたためたいと思います。

僕は元々、新聞店の社長でした。
1995年に先代の父が他界し、大学を卒業して3ヶ月しか経っていない若造が社員数50人の企業のトップに就任しました。

人に使われた経験もない。
業界のしきたりを何1つ知らない。

周りには「あいつ、すぐにいなくなるよ」と言う人もいました。
僕も自分に経験がないことがコンプレックスでした。

でも、結果的にそれが良かった。
なぜならば、衰退期というのは、いわば「ビジネスモデルの賞味期限切れ」を起こしている時期です。

その時には、従来の延長線上の対策ではない、全く別の思考を回し、別の世界を創造する必要があります。

この時に災いするのが従来の思考です。

「空気より重い機械が空を飛ぶことなど不可能だ」
ー英国王立協会会長、ケルヴィン卿ー

「馬は今後もずっと使われる。自動車は目新しいだけで、一時の流行に終わる」
ーミシガン銀行頭取がヘンリーフォードの弁護士に対し、フォード・モーター車に投資しない方が良いと諭した言葉ー

「5台分ぐらいなら、コンピューターの市場があると思うよ」
ーIBM取締役会長トマスジェーワトソンー

今では信じられませんが、これらの発言は、当時「その世界の重鎮」…つまり従来を知り尽くした人たちのものです。

僕は23年間社長を続けましたが、気づくとやっぱり従来を知り尽くしたベテランになっていました。
どうしても従来の思考回路で物事を考えてしまうのです。

でも救われたのは、指示ゼロ経営のおかげで、僕の限界を超えた発想が社員たちから出たことです。
同時に、「発想したものは実際にやってみる」という文化を作ったことが良かった。

これがとても大切だと思う。

会社にはベテランがいて、彼らは斬新な発想がゲテモノに見えてしまいます。
従来と違えば違うほど、自分を否定された気持ちにもなる。
そして、「それは無理」と反論をしますが、その反論はとても筋の通った正論であることが多いのです。

議論をすると潰される。
とにかくやってみることが重要だと痛感したのです。

さて僕は新聞店の社長を引退し、自分の会社を作りましたが、5年も経つと徐々に従来の発想という魔物が近づいているのを感じます。

そんな僕を魔物から引き離し新しい世界に誘ってくれるのはいつも仲間たちです。
僕の常識を超えた言動で僕の脳を揺さぶってくれます。
本当にありがとうございます!

さて、というわけで当社は5期目に突入しました。

指示ゼロ経営は私たちホモサピエンス、及びその祖先が幾多の試練を乗り越える時に行ってきた行動様式です。
決して新しいものじゃない。
でも、それが今の時代、あらゆる事が賞味期限切れを起こしている時代にお役に立てると信じています。

命を燃やして前に進みますので、応援してくださいね!

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです。

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