3代目が会社を潰すという話は本当なのか?

よく「3代目が会社を潰す」と言いますよね?
あれ、誰が言い出したかは不明ですが、単なる迷信・都市伝説ではないと思っています。
僕自身が3代目の経験があるので、どういうことかが分かる気がします。

ここで言う「3代目」というのは、実際の3代目だけではなく「3代目と同じような境遇」も指します。
というのも、多くの組織がそういう境遇に置かれているからです。

まずはその境遇の話から。
組織は大きく「創造の段階」と「システムの段階」の2つからなります。
簡単な話で、そもそも事業はアイデアから始まります。
「こんな事をやったら良くない?」という創造の段階、混沌とした段階です。
この段階では試行錯誤が繰り返されますが、この時期を支えるのは「アホな人」です。(いい意味ですよ、念のため)

その後、安定して経営ができるようにシステム化が成されるわけですが、ここで活躍するのは「利口な人」…システム化が得意な人です。
システム化が成されると事業が成長するとともに、多くの雇用を生むことができます。

さて、ここまでの過程が初代から2代目です。

創造の段階=初代
システムの段階=2代目

で、3代目です。
3代目はシステムが陳腐化する時期を担当します。
事業が成熟期に入り徐々に売上・利益が落ちていく時期です。
ここでの課題は事業を次のステージに上げること。

しかも

「既存の事業を守りながら新しいステージに向かい変革する」

さらに…

「システム化に慣れた社員が多い中で」

という環境の中でやるわけだから潰す人がいても不思議じゃないと思います。

対策は2つあると考えます。
1つはカリスマ的なリーダシップを身につけること。
「この人が言うのなら変革の冒険に出よう」と思わせる勇気づけと、卓越した事業アイデア、そして組織をまとめる求心力を持つことです。

もう1つは、カリスマにならずとも、それができる組織を育てることです。
対話により変革の必要性を理解し、既存社員の中にいる「創造の人」あるいは、そういう人を採用し卓越した事業アイデアを出し、自律的にまとまる組織を育てることです。

要は、1人で引っ張るか、集団を育てるかの選択です。

今の時代、成熟度という意味では多くの企業が3代目の段階にいるのではないかと思います。

次のステージに向かうために、今日の記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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