強い組織には、大きな成果を「みんなのおかげです」という言う人がいる

アスリートが勝利インタビューで「ここまで来れたのは支えてくれた人のおかげです」と言いますよね?
以前の僕は、謙虚なインタビューを心がけているのかと思いましたが、今では本心なのだと思っています。
1人の力では実現できない、究極の世界ですからね。

弱い組織には、小さな成果を「自分の手柄です」と言う人がいる。
強い組織には、大きな成果を「みんなのおかげです」という言う人がいる。

逆に、自分の手柄を追い求める組織は小さな成果しか手にできない。
共創・協働する組織は大きな成果を手にする。

そんな特徴があるように感じています。

僕は、組織は「森の生態系」に似ていると感じています。
植物から微生物、昆虫に動物…それぞれが自分の本分を生きているだけで森が維持されています。
「この生態系が維持されているのは誰の手柄か?」と問うても、「みんなのおかげ」としか言いようがありません。

リーダー、マネージャーには組織を1つの生命体、生態系と観る視点が求められると思っています。
個々を独立して見るのでない、集団から切り離して見るのではない、全体視点です。

例えば、チーム内に積極的に発言しない人がいたとします。
その人だけを見ると、「もっと積極的に発言するように心がけましょう」なんて、学校の通知表のようなアドバイスをしてしまいます。

これって、すでに最適な森において、松の木に「もう1メートル伸びましょう」と言っているようなものだと思う。
微生物に「もっと頑張って分解しましょう」と 笑

発言をしない人は、全体の関係性の中でその立ち位置を演じている可能性があります。
普段はよく喋る人も、自分より喋る人がいると静かになりますよね?
人は集団の中でエネルギーのバランスを取る習性があるのです。

あるいは、積極的に発言しない人は違う部分で貢献している可能性があります。
例えば、アイデアのまとめ役だったり、会議の進行を全員が納得しているか確認したり、発言が一部の人に偏らないように整理したりと。

しかし、リーダーの価値観が「積極的な発言は善」と固定されていると、メンバーの活躍を見失います。

舞台のように主役がいて脇役がいて、エキストラ、木の役がいて全体を成しています。

それなのに集団から個を切り離して評価するとどうなるか?
メンバーは自分の手柄を強調したくなります。
するとどうなるか?

冒頭の、「小さな成果を『自分の手柄です』と言う人がいる」という弱い組織の状態に陥るのではないでしょうか?

リーダー、マネージャーには組織を1つの生命体として観る視点が必要、僕がそう思うのはこうした理由からです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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