これからの時代、中間管理職は本当に不要になるのか?

ITの発達で現場で意思決定できることが増えてきた

「今の組織が時代に合っていない」…そんな声を多く聞きます。
具体的にはピラミッド型の組織を指します。
これは組織人であれば皆んなが感じていることだと思います。

時代に合わなくなっている理由は、今は非常に変化が激しく、さらに何が正解か分からない時代だからです。
いちいち上司にお伺いを立てていたら手遅れになってしまいますし、実は上司にも正解が分からないことが多いので、的確な指示が出せないのです。

だから上司に相談するのではなく、メンバーレベルで知恵を出し即座に行動することが求められるのだと考えます。

ピラミッド型の組織が時代に合わない、もう1つの理由があります。
それは情報処理が変わってきているからです。
どういうことか?

以前は、情報はピラミッドの下から上に上がってきました。
あるいは、機密情報などはトップに直接入ってきました。
なので、上の者は全体像を把握できますが、下の者は一部の断片的な情報しか知りません。
だから、意思決定は上層部にしかできず、下の者は上層部の意思決定に従うしかなかったのです。

ところが、ITの登場で情報は誰でも発信でき、誰もが手にすることができます。
全員が全体で起きていることを把握できるのです。
これを支援するシステムも無料で手に入ります。

こうなると、集団が意思決定をすることができます。
三人寄れば文殊の知恵が生まれる可能性があるし、訓練を積めば速い意思決定ができるようになります。

中間管理職の役割が大きく変わってきた

そんな時代だから、中間管理職の不要論なんて話が持ち上がるのです。
でも、僕は絶対に不要だとは考えていません。
確かに、指示命令、管理は不要になると思いますが、それに代わりに重要な役割があると考えるのです。
その役割とは、自律的な集団になるサポートと、責任を取ることです。

具体的にはどんなサポートなのでしょうか?

自律型集団は…
1、自分たちで課題を発見し
2、皆んなで知恵を出し
3、役割分担を決め
4、助け合いながら行動する

行動すると新たな課題が出ますので、また1に戻る…このサイクルを自分たちで回せる集団を、指示ゼロ経営では自律的と定義しています。

でも、十分に育っていないチームでは、いきなりはできません。
なので、最初はマネージャーが関わります。
集団の育ち具体により、関わり方はこう進化します。

1、マネージャーが集団に課題を与え、自分も集団の輪に入り一緒に考える
2、課題を与え、輪に入るが、あまり喋らない
3、課題を自分たちで発見し自分たちで考え行動できるようになれば管理職卒業

3まで行くと管理職としては卒業かもしれませんが、経験を積んだ人にしかない人脈などを活かす仕事は残る可能性があります。
そして、責任を取る人間がいないと何もできない組織では、その役割が残るかもしれません。

逆に言うと、それらが必要なければ中間管理職は不要になる可能性もあるというわけです。

事実、岐阜県の美容室「月と風」は2店舗ありますが店長はいません。
チームが自律型になるサポートは社長の武藤花織理さんがやっています。
責任はもちろん社長が取ります。
サポートはやがて必要なくなり、社長としての仕事に専念できるようになる日は近いと思います。

中間管理職が必要かどうかは、企業の文化にもよりますし、企業規模によってはまだ未知数の部分が多いので何とも言えません。
しかし、その役割が大きく変わることだけは間違いないと考えています。

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