社内の温度差に悩むな。温度差を活用してチームを育てる発想を持とう

何とかすべきは、アイツ本人ではなく「アイツのまわりの人」

リーダーから聞かれる悩みの1つに「社内に温度差がある」というものがあります。
ヤル気にも主体性にもバラツキがあるということです。
言われてみると、僕が24年間経営してきた会社にも、ずっと温度差はありましたし、今でもあります。

逆に温度差がない会社なんてないと考えています。
温度差は人の集団の特性です、
よく組織は「2:6:2」と言います。デキる社員2割、普通が6割、ダメが2割の構図です。
経験則から、デキる2割だけで構成した場合でも、この構図が表れるそうです。

働き蟻の世界にも同じ構図があるらしい

温度差は必ず出る。
悩んでいる場合じゃない。温度差を活用するのが組織開発だと考えるのです。

温度差を気にすることで起きる弊害は、温度が低い社員に意識が奪われてしまうことです。
飯を食っていても、寝ていてもヤル気のないアイツ、無関心なアイツが脳内に登場することってありませんか?
アイツはまさに悩みの種なのです…

でも、それは損だと思います。
アイツを何とかしようと思うと、アイツは育たない。
積極的な2割以外は傍観者という恐ろしい組織になる危険性があると思います。

何とかすべきは、アイツ本人ではなく「アイツのまわりの人」です。

組織開発に成功すると、リーダーが悩むことと同じことを部下も悩みます。
最低でも部下の2割は悩みます。
リーダーが何とかせねば、と思うように彼らが思ってくれる。
そして、行動してくれるようになります。

温度差を活用した組織開発の4要件

リーダーよりも仲間の指導の方が効きます。
上下関係には依存が生まれやすいですが、横のつながりにはありません。
人は指示命令よりも文化に影響され動きます。

すでに行動している仲間の姿は文化だと思います。

では、どうすれば「アイツのまわりの人」がリーダーと同じように悩み行動するのか?
キーワードは全体最適…全体の協働で成果を上げるという発想です。
それが最も得な方法ですよね。
リーダーは全体の成果に責任を負うので、図らずとも全体最適の視点を持ちます。
でも、部下は自分の仕事に集中していますので部分最適に陥りやすいのです。

全体最適を起こすには…
1、チームで取り組む「チームとしての」ミッションがある
2、協働(全体最適)が1人1人にとって最も得なこと(ミッションを達成できること)を知っている
3、仲間(最初は上位2割)がどんなことをしているのか、知ることができる
4、チームで取り組んだことで起きる変化・成果を自分たちが客観的に知ることができる。

これが本当に理解されるとチームは、まるで1つの生命体になったかのように抜群の調和をします。
しかも、個を捨て全体に尽くすという村社会的ではなく、個を発揮して全体が調和します。

まるで、Jazzのジャムセッションのようだと僕は感じています。

これが温度差を活用した組織開発の基本だと考えます。
温度差があるから、熱が熱いところから低いところに伝導する。

人間の集団の理に適った、自然な方法だと思います。

もう、温度差を気にすることは止めにしましょう!

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。
著書に「リーダーが『何もしない』とうまくいく」がある。

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