優秀な経営者は、社員に可能性だけを用意し、自ら掴むのを待つ

「社長業とは、可能性の提供業である」

昨日、8月に一宮市で行った夢新聞ワークショップの打ち上げがあり、そんな事を感じました。
主催者は伊藤新聞舗さんという、業界ではとても有名な新聞店です。
実は、僕が社長に就任した20年前に視察研修にお邪魔したお店です。
面識もない僕に、全てを教えてくれた恩人です。

そのお店から夢新聞の依頼を受けた時は、本当に光栄でした。

さて、夢新聞の依頼をしてくれたのは社長ではなく室井さんという男性社員でした。
僕のセミナーに参加してくれて、そこで夢新聞を知り「一度見てみたい」という話になり、視察というかお手伝いに来てくれ、その後自社で主催する運びになったわけです。

全てトントン拍子で行ったのには理由があります。
伊藤社長は、社員の提案は全て「やってみたら」とゴーサインを出すんです。

指示も命令もしない代わりに、社員にチャンスを提供しているのです。

懇親会の最中もそうだった。
僕が「夢新聞は認定講座を受けてトレーニングを積めば講師になれるんです」と言うと、間髪入れず、「やってみたら!」と言うんですね。
でも、それ以上は言わない。

可能性だけを置く。

とても指示ゼロ経営的だと思いました。

夢新聞でお邪魔した時に伊藤社長がこんなことを言っていました。
「社員がどんどん提案をしてくれるお陰で、すごく助かっているんです」

その言葉の背景には、可能性を用意する社長と、それに応える社員さんの抜群のコンビネーションがあるのだと知りました。

社長業は、可能性の提供業である。

そんな事を感じた、素晴らしい懇親会でした。

広島→仙台→三重→東京→名古屋と、怒涛の出張が一段落です。
さて、僕は今日はゆっくりと家族と過ごします。

あなたも素敵な休日をお過ごしください!