三日坊主卒業の秘訣は「結果が出る前の“変化”を見える化」にあり
ダイソンの掃除機を使っている人は、気づいていると思いますが、ゴミが溜まるボックスがスケルトン(中身が見える)になっているんですよね。
その理由はご存知でしょうか?
今日の記事をお読みいただければ納得すると思います。
多くの人にとって「三日坊主」は非常に大きな課題だと思います。
企業も例外ではなく、僕に寄せられる相談の中でも、この件に関するものが多くあります。
「自分たちでやると決めたことなのに、日に日にトーンダウンして、いつも絵に描いた餅で終わってしまう」
三日坊主の原因は1つに特定することはできませんが、すぐに手が打てる対策として「フィードバック」が挙げられます。
1、自分で決め判断、意思決定する。
2、行動する。
3、行動の結果・変化といったフィードバックがある。
フィードバックはできるだけ早く得られることが重要です。
以前に、ゲームクリエイターの話を聞き、フィードバックの重要性を痛感しました。ゲーム業界は非常に競争が激しいレッドオーシャンです。
最近はスマホゲームが主流ですが、スマホゲームは、まずは無料でダウンロードして、ゲームが進むにつれ課金していく仕組みになっています。つまらなければ、すぐに削除されてしまいますので、何としても「三日坊主」は避けたい。
そこで、ゲームを始めたらできるだけ早い段階で、アイテムを入手できたり、ミニボスを倒したりと「小さな成果」=フィードバックを得られるように設計するそうです。
ビジネスではどのように応用ができるでしょうか。
ビジネスでは結果が出るまでに時間がかかります。そこで結果の前に訪れる「変化」に着目します。
例えば、売上が上がる前に、顧客から感謝の声が届くようになるといったものです。
仲間からの称賛というフィードバックも有効です。
僕が経営してきた新聞店では、仲間の自発的な行動を上司に報告する「良い告げ口制度」を実践してきました。
告げ口をもとに、頻繁に社内報を発行するのです。
その名も「米沢自身」笑
このアイデアは、フィードバック効果もさることながら、上司と部下の関係向上も期待できます。
「米沢自身」に載った部下は、「上司は僕の良い面を社長に報告したんだ」と思いますからね。
人は変化が見えると嬉しくなり行動が続きます。
小さな変化を見逃さず、言語化し、称え合う仕組みを組織に宿すことで、人も組織もじわじわと変わっていきます。
自社に、仕組みとして取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後にダイソンのゴミボックスがスケルトンになっているワケについて。
ゴミが溜まるのを見える化することで、掃除の成果を実感することができるというわけです。
これもフィードバック効果と言えるでしょう。
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