仲間との「親密度」は仕事のパフォーマンスに大きな影響を及ぼす

仲間との「関係性の親密度」は仕事のパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
例えば、日常会話しかできないような親密度であれば、仕事も日常業務しかできないでしょう。突発的なクレームなど、非日常には対応ができません。

課題解決や事業計画立案といった、深い対話を必要とする課題に対応するためには、忖度せず本音で対話ができる親密な人間関係が欠かせません。

その目安として僕が提唱しているのが「親友のような関係」です。単なる仲良しではなく、言うべきことを言っても分断しない関係、互いを応援し合える強い関係です。
親友のような関係になると、次の3つができるようになります。

1、問題に蓋をせずに直視する。
2、言うべきことを言う。
3、他者の意見を聞く。

これができないと、思考の質が低下し、良いアイデアも出なければ有効な行動計画を立てることもできません。
当然、良い結果を作ることはできず、それが自信喪失や不和の原因になり、さらに関係性が悪くなるという悪循環を生みます。

先日、関係の質と成果の因果を痛感する出来事があったので紹介しますね。
社員数100名ほどの企業さんでワンデー研修を行いました。テーマは「より良い人間関係とチームワークの構築」でした。
僕の研修では、ゲームなどの体験を通じ、自分の思考や行動の癖に気付くことで、より良い思考と行動を模索するというスタイルをとります。
例えば、チームワークに関しては、「仲間が困っている時に支援しない」「自分が困っていても意固地になって助けを求めない」といった傾向性に気付きます。そのネガティブな行動を「どんなポジティブな行動に変えるか?」を考えるのです。
これまでの行動をやめて、新しい行動を始めるという対比を行うことがポイントです。人の行動がなかなか変わないのは、始めることが下手なのではなく、昔の自分にケリをつけていないからです。
失恋にケリをつけないと新しい恋を始めることはできませんよね。

研修では、各々が自分の「新しい行動」を考え、グループで発表し合います。その際に、僕は、「これまでのネガティブな行動は発表せずに、新しい行動だけを発表してください」とお願いしています。
本当は、ネガティブな行動も伝え合える関係こそが「親友のような関係」ということになるのですが、そこまで関係ができていないとストレスになるため配慮しているのです。
弱い自分を伝え合えるようになるのは次の目標とします。

ところが、件の企業では、複数のグループが、躊躇なく以前のネガティブな自分も伝え合っていたのです。さらに、それを聞いた仲間は「うんうん、知ってるよ」とあっさりと伝えていました。

研修後、社員表彰が行われましたが、表彰者の多くが、ネガティブ情報を伝えていたグループにいた方でした。
これは単なる偶然ではないと思い、ある社員さんに尋ねたところ次のような言葉が返ってきました。

「このメンバーとなら何でもできる。いつもそんな希望と予感をもって毎日を過ごしています」

実践者の言葉を聞き、関係性の質は企業活動の礎であり生命線だと思ったのです。
パフォーマンスを上げたければ土台づくりから…ということで参考にしてください!


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