多くの企業で飛ばしてしまう、絶対に飛ばしては人材育成の「第一歩」

リーダーなら、社員さんが「その気」にならなければ自発性も主体性も生まれないことは重々分かっています。
同時に、それが一番難しいことも。

「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」という諺がありますが言い得て妙ですよね。

せっかく水辺に連れてきたのに、その気にならないと「なんで飲まないんだー!」と叫びたくなります。

研修に派遣したり、やり甲斐のある仕事を与えること…水辺に連れていくことは大切ですが、その先は本人の「その気」次第です。

このことに関して、僕は凄い方法を知っています。
僕が開発したものではなく、世界的なバイオリニストを輩出するスズキ・メソードから学びました。
本当に凄いので、是非、今日の記事を読んでいただき参考にしてください。

スズキ・メソードは世界中にバイオリン教室を持っています。(チェロ科やピアノ科もあります)
その教育は「母語学習法」という、私たちが母語を習得したプロセスを参考にしたものです。

外国人から見たら、私たち日本人は日本語の達人です。
私たちは、どの様に達人になったのでしょうか?

最も大きな要因は、諺で言えば、「水を飲みたい」と思ったことです。
具体的には、家族が楽しそうに会話をしているのを見て、「僕も(私も)輪に入りたい!」と思い、純粋な内発的モチベーションが立ち上がったことです。

これは、決して欠かすことのできない最も重要な要因です。

だからバイオリン教室では、親が1曲楽しそうに弾けるように訓練をするのです。
僕の息子がスズキ・メソードに通っていましたが、最初の1ヶ月間か2ヶ月間は妻が練習をしていました。

スラスラ弾けるようになると楽しくなります。
楽しんでいると、ある日、息子が言うのです。

「僕にもやらせて!」

その瞬間にバイオリンを持たせるのです。

もしかしたら、社内において、社員さんが、「私にもやらせて!」と言う前にバイオリンを持たせて、無理やり弾かせようとしてはいないでしょうか?

楽しそうに弾いている姿は、社長でも上司でも先輩でもOKです。
社外の人間でもOKです。
僕が指示ゼロ経営の研修をやる際には、必ず、自発的に仕事を愉しんでいる社員さんのリアルな姿をいくつも紹介します。

自発性は100%本人の中から出るものです。
「もっと自発的になりなさい!」と言って、「ハイ!」と答えたら、そもそもが違うでしょ?

さて、直近では9月2日(土)と9月9日(土)に、愉しく仕事をする社員さんの姿を披露する場があります。
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両方とも、オンライン参加もできます。
自分たちの手で最高の会社づくりをする愉しい雰囲気とプロセスが分かりますよ。
是非、社員さんと一緒にご参加ください!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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