政府の「終身雇用を見直す」という方針転換をチャンスに変える

政府が、終身雇用を見直すという閣議決定をしましたね。
それとともに、年功序列などの日本型雇用を根本から見直すと言っています。
高度経済成長期に、海外企業が日本企業をお手本にしましたが、唯一、参考にしなかったのが日本型雇用だったと言います。

僕は、何事も「流れ」が大切だと思っています。
人も企業も社会も変わります。変化に合わせステージを変えることができれば、今よりも幸せな働き方ができると考えています。
「毎日が嫌でしょうがないが、食うために我慢する」ということが減るのです。

賃金にもよい影響を与えます。
スウェーデンでは、業績の良い会社にも悪い会社にも、同じ賃上げが課せられます。
生産性の悪い企業には不利ですが、政府は「潰れるならどうぞ」というスタンスなのです。
潰れたら、業績の良い企業が拾ってくれます。
働く人の流れが活性化することで、色んな知恵や経験、技術がシェアされ社会が活性化します。
スウェーデンでは、この20年間の間に、なんと実質賃金は50%も上がっています。

不当な解雇が増えない限り、政府の方針は良いと思っています。

ただ安心してばかりではいられません。
産経新聞の記事にによると、「人の流れが活性化することで、企業間の人材獲得の競争が起きる」とあります。

そんな中にあり、見習いたいのは、「日本型雇用に近い形が健全に行われている企業」です。

そうした企業の特徴は、長い時間をかけ、顧客や地域社会と関係性を作ってきた企業です。
「好感・信頼・共感」です。
その会社で働いている社員さんや経営者に好感を持っている。
仕事を信頼している。
企業の理念やビジョンに共感している。

関係性という資本がたっぷりと貯まっている企業は、社内外、多くの人に支えられ、ゆっくりとマイペースに繁栄します。
応援してくれる人が多いので、多様な知恵が入ってきます。
働く人は安心して働けますし、身の回りが喜びに満ちており、とても幸せな働き方ができています。

無理なく成長するので、雇用も賃金も安定的に伸びていくので、一見すると、日本型雇用に見えます。
政府が目指す世界が、日本型雇用の形をもって、非常に穏やかに、ゆっくりと起きていると感じています。

あなたの地域にも、そういう企業があるのではないでしょうか?

指示ゼロ経営が目指す「いい会社」の理想系です。

政府の方針が実現すれば、自社に合った人材と出会うチャンスが増えます。
しかし、何も発信せずに待っているだけでは出会えません。

自社が信じていること。
目指していること。

丁寧かつ効果的に報せることができたら、とても素敵なご縁が結ばれるはずです。

チャンスですね!

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というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください。

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