「やりがいがあって薄給」と「やりがいがなくて高給」では、現代人はどちらを選ぶか?

これからは、新しいモチベーションを基に経営しなければならない時代になりそうです。

内閣府の「国民生活に関する世論調査」では、「モノの豊かさよりも、心の豊かさを重視する」と考えている人の割合が圧倒的に多いことが分かりました。
これに伴い経営が変わってきています。

僕が生まれる昔の時代はモノに飢えていました。
モノを揃えることが豊かさに直結すると信じ、そのために頑張って働いてきました。
そのお陰で生活水準は上がりました。
しかし、それで心が豊かになるわけではないことも分かりました。

消費の世界だけではなく、働く現場でも心の豊かさを求める人が増えています。

ユニークキャリア株式会社が、2023年4月に、働きがいに関する調査を行いました。

「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」
「給料は1000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」

どちらを選ぶか?という問いに、やりがい重視と答えた人が54.4%を占めました。
調査の精度がどの程度なのかが分かりませんが、現実的な結果だと思います。

話が本題から逸れますが、この調査結果を伝えるネットニュースのコメント欄が面白かったです。
賛否、多くのコメントが入りましたが、やりがいを重視する人のコメントは書き方が優しく、給料を重視する人のコメントは攻撃的でした。
何か因果関係があるのかな?

消費現場の心の豊かさと、働く現場での心の豊かさは密接な関係にあります。
「おもてなし」は心の豊かさの領域ですが、これを提供できる人は、働きがいを持っている人です。
そういう働き方ができている企業の方が繁栄しています。

ユニークキャリア社の問いは「やりがいを最も感じるが給料は最低限度レベル」か「給料は1000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない」の2択でしたが、働きがいが経済的な富を生むという、統合された世界があるのだと思います。

働きがいは次のような要件のもとに生まれます。

□顧客や社会に貢献している実感がある(意義)
□良好な人間関係がある
□自分で決めることができる(信頼され任されている)
□チームワークで仕事を進めている

こうした心持ちで働く方が、「結果的に」数値的な成果を上げるという、面白い時代になったのだと思います。

ただし、「稼ぐために働き甲斐を重視する」と考えると、成立しない世界だと思います。
働きがいと成果の関係は、手段と目的の関係ではなく、原因と現象の関係だからです。

現代は、モノの豊かさの世界で生きている人と、心の豊かさの世界で生きている人が同居しています。
どちらも大切なので優劣があるわけではありませんが、モノの豊かさの世界は大手企業で占められていくと思います。

どちらの世界で生きるか?…決断によって経営スタイルはまったく違ったものになります。

あなたは、どちらの世界の住人になりますか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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