優秀な人材が反応する求人広告に書いてあるパワーフレーズ

広告には、「書いた通りの人がくる」という法則があります。
僕の知り合いにスーパーマーケットの経営者がいますが、以前に、僕に、「世の中デフレだよ。安くしないとお客が来ない」と言っていました。
しかし、そのお店が出している折り込みチラシには「安い!どこよりも!」と安さだけを訴求する文字が踊ります。
書いた通りの人が来ているだけなのです。

求人広告も同じです。
中小企業が出している求人広告に書かれていることは「待遇」がメインです。
「この待遇で納得してくれる人は来てね」というメッセージを発信しているのです。
そういうメッセージに反応する人は、労働時間や休日などの条件と、賃金を天秤に測って判断します。
すべての人がそうとは言いませんが、できるだけ仕事はしたくないと考える傾向が強く、自発的に動きません。

そういう人を動かすためにはアメとムチの使い分けが必要になり、経営は複雑になりコストも労力もかかります。
教育も苦労します。
運動音痴の人に体育を教えるようなもので、教育効果が薄いだけでなく、教える側、教わる側、双方が辛い思いをします。
最後に、「この会社は自分には合わない」と退職することが多いのです。

中小企業が求人広告で出すべきメッセージは次の2つです。

1、「働き甲斐のある会社で自分を発揮したい人、集まれ」
2、「会社の未来を、一緒につくってくれる人、集まれ」

これらのメッセージを出すためには、これらを真剣に考えていないといけません。
働き甲斐は、例えば…「自分で決めることができる」「顧客や仲間に喜ばれる」「仲間と協働する」「成長が実感できる」「挑戦ができる」といったものから生まれます。

会社の未来を語るためには、自社がどんな価値観、思いを持っていて、それが開花した未来の姿(ビジョン)を、具体的なエピソードを添えて、鮮明なイメージで伝えることが大切です。

あるラーメン店では、熱狂的なファンの方がお亡くなりになった時に、家族が、お店にお願いしてラーメン丼をもらい、棺桶に入れたというエピソードがあります。
採用活動では、こうしたエピソードを紹介し、「こんなにも愛される仕事を、これからもつくっていく仲間を募集しています」と伝えるのです。

こう言うと、「ウチはそんな立派な会社じゃないし…」と言う方がいますが、今そうなっていなくても、そういう会社を目指す意志があれば大丈夫です。
ディズニーランドなどの、伝説のエピソードを参考に、「ウチもこんな会社になりたい」でも良いのです。

こうしたメッセージに共感して入社した人は、指示しなくても動きますし、仕事を中途半端でやめてしまうこともない。
本当に安心して任せられます。
そんな人材は、「そういう素養を持った人を採用すること」で増えていきます。
採用してから教育すれば、で育つものではないと考えています。

また、こうした採用活動は、会社の方針を明確にする機会になり、既存社員が育つキッカケにもなります。

今日の記事は、不人気業種の新聞販売店を経営してきた中で、僕がリアルに体験した真理です。
心からお勧めします!
どんなメッセージを発信するか。一度、整理してみてはいかがでしょうか?

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✓自発性の高い人材がたくさん集まる
✓面接の時の情熱とヤル気が入社後も続く
✓指示しなくても自ら考え行動する
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