学んだことを現場で活かすことができない組織の特徴

真偽のほどは分かりませんが、「雨乞いの成功率100%の部族」の話を聞いたことがあります。
どんな方法で雨乞いをしているのかと思いきや、「雨が降るまで踊り続ける」とのこと 笑
笑ってしまいましたが、何事にも当てはまる成功法則だと思ったのです。

「成功の反対は失敗ではない。諦めだ」という名言があります。
行動→検証→改善→行動…この繰り返しを、諦めずに行えば、いつかは成就するわけです。

でも、このシンプルなことが難しい。

以前に、セミナーで、あるコンサルタントが、「私のノウハウは科学に基づいている」と言っていました。
参加者の1人が、その言葉に対し質問をしました。
「科学であるならば、再現性は100%なのですか?」
意地悪をしたわけではなく、純粋な疑問から聞いたのです。
コンサルタントは困惑気味に、こう言いました。
「いや、100%ではないです。“ちゃんとやれば”成果が出るんですが、やらない人(会社)があってね…」

こういうことだと思ったのです。
どんな優れた道具も、「使い手次第」ということです

話は変わりますが、僕の家には薪ストーブがあり、薪割りをします。
斧は、自分の能力に合ったものが一番です。
貧弱な人が無理して大きな斧を使っても薪は割れません。頑強な人が小さな斧を使った方が割れます。
道具と使い手が合っていないと、割れないどころか、事故が起きる危険性があります。

経営者は、早く成果が出る「ハウツー」(道具)が大好きで、よく勉強しますが、その前に、自社組織に、それを使いこなせる能力があるか?ということを考えないといけないと思うのです。

ちゃんとやれば成果が出るけど、「ちゃんとやれるか?」ということ。

ちゃんとやれるかどうか?は、組織の風土で決まります。
風土ができていない組織は、途中で、「行動→検証→改善→行動…」をやらなくなります。
あるいは、ちょっと壁にぶつかると、人間関係の衝突が起きます。問題を解決することに意識が向かず、誰かのせいにするからです。

ハウツーを学ぶよりも、風土を醸成する方が先だと思います。

雨が降るまで踊り続けられる組織をつくりましょう。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

【指示ゼロ経営に関する質問、相談は 無料相談窓口「空」で】

米澤の事を知っている人も、そうでない人も気軽に申し込んでね。

・指示ゼロ経営についての疑問、質問
・自社の組織の診断
・指示ゼロ経営の導入法についての相談
・各種研修の相談について

↓詳しくはこちらからどうぞ。