組織が1つになるのは、皆んなが目指す「この瞬間を作りたい」があるから

僕は小学生の頃から歴史が苦手でした。
教書を読んでも頭に入らないんだよね。
成績はいつも下の下。

そんな僕を救ってくれたのが「マンガで学ぶ日本史シリーズ」でした。

物語だと時系列や因果関係が分かりやすい。
そして何よりも感情移入するから読むモチベーションが高まるんだよね。

僕は経営者になってから、同じことが経営にも言えると思ったのです。

どういうことかと言うと、企業の事業計画書ってすごく分かりづらくないでしょうか?
しっかりと読めば意味は理解できますが、イメージが湧いてこないものが多いと感じています。
その原因は、1項目1項目が「静止画の連続」のようで、未来が動画で再生されないのです。

分かりづらい上に心が動かない。

ならば動画でビジョンを語ればどうか?ということで資金力のある企業がビジョン動画を作って公開しています。
例えば、この動画は少し前のものですが、すごく分かりやすい上に心が動きます。

これ、お金と技術があるからできると思われがちですが、本質はそこではないと考えます。
本質は、「この瞬間をつくりたい」という明確な思いとイメージがあるかどうか?だと。
イメージがなければ映像は作れませんからね。

僕は、「この瞬間」が伝わった場面に何度も立ち会ってきました。
例えば、製造から販売までおこなっている老舗家具店があります。

僕が研修でお邪魔した時に、社長のお母様が忘れられない思い出を語ってくれました。
ある日、お店に80代後半の女性が来られ、家具を買いたいとおっしゃいました。
しかし…
その家具は非常に高価な上、100年以上も使えるもの、その女性が買ったとして、あと何年使えるのだろうか?と思ったそうです。

お母様の様子を見て女性は言いました。

「私は、この家具が欲しくて今までがんばって働いてお金を貯めてきました。私にとって、その時間、買うまでの長い時間も、この家具と一緒にいた時間なんです」

これを聞いた瞬間…
社員さんの心に、自分たちが実現したい場面、仕事の意義がつくられ、組織が1つになりました。

僕は、どんな企業にも「この瞬間」はあると思っています。
普段は数字など現実的かつ目先のことばかり考えていて置き去りにしてしまているだけだと。

ビジョンを描くときには、みんなが体験した「この瞬間」を分かち合ってみてはいかがでしょうか?

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2023年2月18に「新春 未来創造大会2023」をオンラインで行います。

・未来の「その日」が動画で再生されるようなリアリティあふれるイメージを描く。
・繁栄の理に合った未来を描く。
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