「休日明けに出社するのが楽しみか?」という社員が多い会社になるために

社員さんが、「休日明けに出社するのが楽しみか?」という、素晴らしい会社があります。

サザエさん症候群なんていう言葉があるように、休日明けの出社は気が重いものです。
ちなみに、サザエさん症候群とは、日曜日の夜に、ほのぼのとしたサザエさんを見ると、憂鬱になる現象です。
サザエさんのアットホームさと、職場の緊張感のコントラストが浮き彫りになり、憂鬱になると言われています。
癒やされるはずの番組で、余計に憂鬱になっちゃうのね。

さて、日曜日の夜に憂鬱になる人が多い中、「早く会社に行きたい」と思う社員さんが多い企業もあります。
そういう企業の特徴は、まず、仕事を愉しむ仕組みがあります。
自分で決められることが多い、チームでプロジェクトに取り組むなど。

そして「メンテナンス機能」が充実しています。
これは、チームが精神的に健康でいるための機能で、いわば、保健室みたいな役割です。

例えば、対立が生まれた時に、仲介に入り、対立を緩和するという機能があります。

他にも、「気分の見える化」といって、気まずさ、緊張など、チーム内に漂う感情を言葉にする機能もあります。
例えば、クレームが起きた時の対策ミーティングには、重い空気が漂いますが、そんな時に、「責任を感じて発言しづらいよね」と、みんなが感じている思いを言葉にすると、心が楽になるのです。

会議などで、発言する人を見て頷く…聞いているよ、受け止めているよ、というサインを送る機能もあります。
目を閉じて、腕を組んで聞く上司がいますが、ものすごく話しづらいですよね 笑

休日明けの出社が楽しみな会社は、メンテナンス機能が充実しています。

しかし、イケイケの経営者が率いる企業では、組織が高い成果を発揮するための、「パフォーマンス機能」ばかりが重要視され、メンテナンス機能が疎かにされがちです。

「気分の見える化」の発言をすると、「仕事に感情を持ち込むな」なんて言っちゃう。

以前は、メンテナンスは個々で行うものとされていましたが、これからは組織ぐるみで行う時代だと思います。

しかも、上司だけが行うのではなく、必要な時に気付いた人が自発的に行うことがベストです。
そのためには、どんな役割があるかを知ることが大切です。
知らなきゃできないですからね。

とりあえず、「気分の見る化」と「対立の緩和」「発言する人を見て頷く」の3つだけでも相当な効果がありますので、今日の記事を社員さんと共有してやってみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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